1K6畳で実現! 注目のインスタグラマーが教える「ていねいでおしゃれな暮らし」のコツ

暮らし

2018/2/9

『狭くても 忙しくても お金がなくてもできる ていねいなひとり暮らし』(shoko/すばる舎リンケージ)

 ていねいな暮らしに憧れて、何度も断捨離をこころみた。本当に必要なものだけ、とっておきを選んでシンプルに暮らす。部屋はすっきり、心も穏やか。やればできるじゃん!と大掃除のあとに晴れ晴れした記憶はたしかにあるのに、気づけばモノであふれかえっている部屋。これじゃいけない、今年こそはていねいに生きよう! ともはや何度目かわからない決意で新年を迎えた人に、おすすめしたいのが『狭くても 忙しくても お金がなくてもできる ていねいなひとり暮らし』(shoko/すばる舎リンケージ)。賃貸1Kでここまでシンプルにおしゃれな暮らしができるのか! と驚かされる1冊である。

 ていねいな暮らしが継続できない理由(というか言い訳)としてありがちなのが、モノが減らせないことのほかに、お金がない(いいものに囲まれて暮らすって単価が高くてけっきょく費用がかさむじゃないか!)とか、忙しい(時間がなくて毎日自炊なんてやってられないし、洗濯も掃除もたまっちゃうのはしかたないじゃん!)とかがあるのではないだろうか。でもていねいな暮らしをしている人だって、別に暇なわけではないしお金にものをいわせているわけでもない。その証拠に著者のshokoさんも本書で述べている。「もともとはモノが手放せないマキシマリストだった」「ベランダや玄関の掃除も一度もしたことがなかった」と。だが心機一転、ゆとりのある生活をしたい、ひとり暮らしを楽しみたいという思いから、1K6畳を豊かな空間にしたてあげていったのである。

 たとえば朝時間の確保。早起きしてまず家事をする。ごはんをつくってもりもり食べれば元気も出る。おかげで朝バタバタして忘れ物したりすることも減ったという。ちなみにこの食事も豪勢に見えるが、意外とおなじ常備食が三食に使いまわされている。工夫とくみあわせ次第で飽きもなく続けられるのだ。

 狭いから収納できない! を言い訳にしないのもshokoさんの魅力。隙間空間はフル活用。だからといってごちゃごちゃはさせない。あくまで掃除はしやすく、見た目はきれいに。必要なものは必要な場所に配置する工夫が満載である。目に見える家具を白で統一するのも、部屋を清潔に広く見せるコツのひとつ。

ミニマリストになったからって、何もかもをなくすわけじゃない。自分にとって大事な時間はとことん豊かに。食器の数はひとり暮らしにしては多めだというshokoさん。豆を挽いてコーヒーを淹れたり、器好きが高じて陶芸を始めたり。季節のジャムをつくったり、ひと手間くわえてカフェのような空間を演出している。

 注目のインスタグラマーとして著書出版に至ったshokoさん。だが彼女も一朝一夕でいまの暮らしを手に入れたわけではない。何年もかけてこつこつと、つくりあげられたライフスタイルだから時間を追うごとに豊かになっていける。最初はインスタ映えをめざしてみるだけでもいい。2018年の目標として、部屋のなかに、みんなに見せたくなるような自慢をひとつずつ増やしてみてはいかがだろう。その第一歩を踏み出すのに、本書はなにより頼りになる友になってくれるはずである。

文=立花もも
写真=原田真理・shoko イラスト=みやしたゆみ