「-10kgのダイエットに成功!」「風邪・インフルエンザを予防&治癒」、“冷えとり”なら2週間で体が変わる!

健康・美容

更新日:2018/3/5

『やせる、不調が消える 読む冷えとり』(石原新菜/主婦の友社)

「冷えは万病の元」――。間違ったダイエット法や仕事のストレスでつらい冷え性を抱える女性が増えていますが、逆に、正しい冷えとりでぽかぽかボディを手に入れれば、代謝も上がって痩せやすくなったり、気持ちが前向きになったりできるということ。
 しかも免疫力も上がって、風邪やインフルエンザにかかりにくくなるというんだから、まさに今が“冷えとり”の実践期!

 そこで、自身も“冷えとり”で10kgの減量に成功したという、漢方女医の石原新菜氏、通称ニーナ先生による『やせる、不調が消える 読む冷えとり』(主婦の友社)から、冬に効く“冷えとり”テクをご紹介します。

■風邪やインフルエンザは“冷えとり”で防ぐ&治す!

 予防接種をしてもかかる人がいるという無慈悲なインフルエンザウイルスも、“冷えとり”で免疫力を高めれば防御力がアップ。

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・毎日湯ぶねにつかる
…入浴は最も予防に効果的。じわっと汗が出ると体温が上昇し、ウイルスや菌をやっつける白血球の働きが5~6倍に。さらにウイルスの侵入を防ぐ唾液中の分泌型IgAも増加するといいます。

・ショウガを食べる
…ショウガは漢方薬の約7割に入っているスーパー食材。体を温めるのはもちろん、辛味成分のジンゲロールとショウガオールには白血球の働きを強くする効果も。

・よく寝る
…しっかり睡眠をとることで免疫力アップ。寝るときも腹巻きや首元にケープを着けるなど、体を温める工夫を。

 万が一、かかってしまった場合も、ニーナ先生は安易に薬に頼らず、自分の力で治せないか工夫するのだとか。その工夫とは……?

・水分をとり、食事はあまりとらない
…意外ですが、空腹になると体の免疫力がグンとアップ。胃腸に負担をかけないためにも食事はできるだけ控え、お腹が空いたらビタミン&ミネラルが豊富な黒糖やりんごをかじるのがニーナ先生流。

・インフルエンザは麻黄湯を飲んでよく寝る
…インフルエンザも、言うなれば風邪の一種。食事は控えめにし、タミフルと同じ効果がある漢方薬“麻黄湯”を飲むのだとか。睡眠中は免疫を活性化させる副腎皮質ホルモンが分泌されるので、とにかくよく寝ること!

■冬太り脱出! やせる“冷えとり”大作戦

 ぽかぽかボディになれば、代謝が上がってダイエットも効率的。運動・食べ物・冷えとりアイテムから、冬に取り入れやすい冷えとり習慣をご紹介します。

・運動は“上半身→下半身”が原則!“壁腕立て伏せ”ですき間時間を活用
…逆に下半身→上半身の順でやると、疲れがたまりやすいのだとか。おすすめの上半身運動は“壁腕立て伏せ”と“バンザイ運動”。仕事の合間や通勤時間など、すき間時間を活用できます。



・歓送迎会シーズンは、お酒の飲み方に注意
…赤ワイン、いも焼酎など“陽性”のお酒が体を温めてくれる一方、“陰性”のビールやウイスキーは体を冷やす元に。陽性のおつまみ(チーズやドライフルーツ)を合わせるといった工夫が必要です。

陽性のお酒

陰性のお酒

陰性のお酒には陽性のおつまみをプラス!

・パワフルな冷えとりアイテム“湯たんぽ”はペットボトルで代用しても◎
…湯たんぽで効率的に温めるポイントは、大きな筋肉があり、毛細血管がたくさん通っている“太もも”に置くこと。夜寝るときはもちろん、オフィスに常備すれば一日中ポカポカ。空きペットボトルに40~50℃のお湯を入れて代用してもいいですね。

■冬のドロドロ血は“冷えとり”で改善!

 夏に比べて汗をかかず、老廃物の排出が滞りがちな冬。さらに体が冷えると排泄臓器の活動が鈍るので、余計に老廃物を溜め込みやすくなるのだとか。

 体を温めることは老廃物の排出にも貢献。「小食にする」「汗をかく」「しょうがをとる」といった冷えとりの基本を守って、冬でも病気になりにくいサラサラ血でいたいですね。


 女性の冷え性の特集はテレビや雑誌でもたびたび見かけますが、なんとなく知ったふうになって、実践できていないのが本音。

 ニーナ先生による分かりやすい解説と、すぐにマネできる冷えとり習慣がたくさん詰まったこちらの一冊。しかもかわいいイラスト満載で見ていて飽きないので、ぜひ手元に置いて、1年を通して冷え知らずさんになりたいものです。

文=八巻奈緒