映画化で話題沸騰!見た目は赤ちゃんなのに…『あかちゃん社長』続編は新社長が登場!?

エンタメ

2018/3/25

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『あかちゃん新社長がやってきた』(作:マーラ・フレイジー、翻訳:もとしたいづみ/講談社)

 見た目は赤ちゃんなのに中身はおっさんで、ライバルの子犬をターゲットに秘密の任務を遂行する――全米で大ヒットした映画「ボス・ベイビー」が3月21日(水)から日本でも公開。すでに続編の製作が発表されていますが、映画の原案となった絵本にも続編『あかちゃん新社長がやってきた』(作:マーラ・フレイジー、翻訳:もとしたいづみ/講談社)が登場しました。

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(C)2016 by Marla Frazee

 前作『あかちゃん社長がやってきた』では、赤ちゃんが、大人のようにワガママな社長ぶりを見せて笑わせてくれました。続編で新たに登場する新社長とは、妹のこと。丸い顔とクルンと巻いた髪、ちょっとすました表情が特徴の妹は、家にやってきて早速ママとパパに仕事を言い渡し、新社長に就任。赤ちゃん社長は突然、“元社長”に成り下がってしまいます。

 驚くべきことは、新社長はいとも簡単にママとパパの心を掴んでしまうこと。その口やかましさといったら元社長の比にはならないのに、“高い高い”をされてキャッキャと笑ったり、カメラの前でニッコリとしたり、とても甘え上手。妹や弟といった下の子の特徴をしっかり掴んだキャラクターといえるかもしれません。

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(C)2016 by Marla Frazee

 その様子を見て落ち込むものの、それだけでは終わらないのが元社長! そこで起こした大胆かつ憎めない行動には思わず笑ってしまいますが、残念なことに、それでもママとパパは元社長のほうを振り向いてくれません。ここで注目したいのは、あきらめてしまった元社長が経験した、はじめての感情です。怒りでも悲しさでもなく、不思議と落ち着いた静かな気持ち。前作で、ママとパパにギュッと抱きしめられた時、はじめて満足した気持ちを経験した元社長ですが、この時に感じたのは、どんな感情だったのでしょうか? そして、そんな元社長を見て新社長が起こした行動とは?

 両親に振り向いてほしくてワガママを言う赤ちゃんと、そんな赤ちゃんに振り回されるママとパパ。赤ちゃんの愛おしさや育児の大変さを、面白おかしく描いたテイストは今作でも健在。弟や妹を迎えた子どもの気持ちや、2人の関係性が描かれているところもポイントです。新社長の登場で、さらに賑やかで楽しく、そして味わい深くなった「あかちゃん社長」シリーズ。どっぷりとハマれること間違いなしです!

文=吉田有希