英語は「タメ口」が7割! Twitterフォロワー数20万超のkazumaが教える「タメ口英語」

暮らし

公開日:2018/3/28

『今すぐ使えて、会話がはずむ 今日のタメ口英語』(Kazuma/KADOKAWA)

『文法や発音を学びながら、少し寄り道もして「実際に使われてる言葉たち」に触れてみると、英語を学ぶのも話すのも、もっとグッと楽しいものになります』。

 そう語るのは英語Twitterで人気No.1の「今日のタメ口英語」を運営するKazumaさん。

 Kazumaさんは10代のある日に思い立ち、単身渡米。

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 現地で出来た友人宅に泊まりながら生活を続けるうちに、『教科書からだけ学んでいては一生自然な英語は身につかない』と痛感。独学での英会話習得を始める。

 その後も、獲得した英語の基礎をただの知識で終わらせず、「自在に使いこなす」ための訓練を重ねつつ、ニューヨークやブルックルンへの渡米を続け、「自然な会話の表現とは何か?」を考えながら現地で交わされる言葉を1つずつ集めていった。

■「1語や2語のあいづち」だけで、ちょっとしたニュアンスの違いが出せる

 英会話っていうと文法を頭に入れて、発音の練習をして、みたいに1つひとつ覚えなきゃいけないことが多い割に、なかなか成長を実感できなかったりもすると思うんですけど、たった1語や2語のあいづちを使い分けるだけで、「ビミョーな気持ちの違い」を上手く伝えることだってできちゃいます。

 たとえば、こんな英語だったら今からでも使えますよね。

だね。    ありえる。
True.     Could be.

たぶんね。  でしょ。
Probably.   I know.

ねーまったく。
Yeah totally.

 こういう言葉はいつも日本語で使ってるんで記憶にも残りやすいし、英語でも同じような雰囲気の言い回しがあるんだなって、勉強とはまた違った、もっと身近なものにも感じられると思います。簡単な割にこなれた感じがあるのもおトクですよね。

 基礎を大事にしながら、うまくこういうものも取り入れていくと、より実践に近いコミュニケーションを効率よく身に付けていけます。

■「使ってみたいと」と思うことも大事

 効率の面とは別に、そもそもこんなことを英語で言ってみたいと思えるかどうか、そんな気持ちの面も大事だと思うんですよ。
 次みたいな、教科書とかで見かけるような文って、そんなに使ってみたいと思わないんじゃないかな。

こんにちは。良い天気ですね。
Hello. It’s a beautiful day, isn’t it?

ええ、ピクニック日和です。
Yes. It’s a good weather for a picnic.

 こういう会話は基本を学ぶために余計なものを極力排除してあるんで、話し言葉としては物足りないんですよね。

 スポーツとか楽器なんかもそうですけど、大切なのは分かってても、どうしても地道な反復になっちゃう基礎練だけだと飽きが来る。

 そこで合間に、投げてみたいカーブとか、弾いてみたい曲に少し挑戦してみることで、モチベが続いたり気づきがあったり…

 英語でもそんな「意味のある寄り道」をするべきだと思うんです。

 それが↓みたいな会話だったら、普段するし、使ってみたくなりませんか?

そのワンピめっちゃ似合うね。どこで買ったの?
You rock that dress. Where’d you get it?

ヤバくないこれ? これねー、あーっと…ZARAだよ。
Isn’t it something? I got it from … the … Oh, ZARA

 言ってみたいと思えて、しかもisn’t itは実際にも使える、getはbuyの代替になる、って気づきもある。

 英語だって日本語と同じ「伝えるための道具」なんで、できるだけ自分の気持ちや感情をストレートに表現できるものを使いたいし、その方が楽しみながら学べますよね。

■英会話をより楽しく、もっと身近なものに

 英語だけに限らないですけど、新しいことを覚えるのって、とっても楽しい、ワクワクすることだと思うんです。
 それが夢や目標のための手段だとしても、純粋な憧れだったとしても。

 もしいつのまにか、そのワクワクした気持ちを途中でどこかに置いてきてしまってて、英語学習が「やらなきゃいけない」もの、英会話が「できなきゃダメ」なものになってるとしたら、

 ちょっとくだけた、ときにはふざけた「タメ口英語」に触れてもらって、この先の学習をより楽しいものに、英語をもっと身近なものにしてほしい、そのお手伝いができたなら嬉しいなと。

 そんな想いでいつもお届けしてます。

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https://www.youtube.com/watch?v=1d22BeQbpac

【著者紹介】
10代のときに単身アメリカへ。現地でできた友人と一緒に暮らす中で、「学校で習う英語では自然な会話はできない」と悟る。その後もブルックリンなどへの渡米を繰りかえし、「自然な会話の表現とは何か?」を考えながら現地で交わされる言葉を少しずつ集めていく。2013年5月より自身の経験から得られた英語を紹介するTwitter『今日のタメ口英語』(@e_kazuma)を始める。ふだん使いの自然な英語を紹介するスタイルが注目を集め、フォロワー数は20万を超える。