嫌味やマウンティングを乗り切る! 戦わずに人間関係でトクするには?

暮らし

2018/4/10

『女子が毎日トクをする 人間関係のキホン』(有川真由美/ PHP研究所)

 女子の世界には、男性には分からない人間模様がある。そんな世界で愛されながら生きていく方法を記しているのが『女子が毎日トクをする 人間関係のキホン』(有川真由美/ PHP研究所)だ。

 生きていく上で人間関係の問題は切り離せない。陰口や八つ当たりをされると攻撃的な気持ちになってしまうが、そんなときこそ戦わない解決法で人間関係を円滑に育んでいくことができれば、女子から愛される女子になれるのだ。

■戦わずしてトクをする方法とは?

 目の前の相手に対して怒りを抱えていると「自分は正しい」や「相手のほうが間違っている」という想いが込み上げてくる。しかし、有川氏は本書内で戦わずに勝利する4つのポイントを紹介している。


1.スルーする
2.距離を置く
3.逃げる
4.ひょいとかわす

 有川氏が提案する4つの戦略は簡単そうに見えて、なかなか実行することが難しい。しかし、日常の人間関係の中に取り入れることができれば、戦わずして現状を改善することができる。

 たとえば、職場でのきつい嫌味も、自分に必要な部分のみを聞き入れて、要らない部分は聞き流すようにする。アンチの意見は100%間違っているというわけではないからこそ、自分自身の成長に役立てることができたり、相手の長所に気づけたりする可能性もある。

 女性の人間関係は相手との距離感が近すぎると争いが起こってしまったり、親しい人に対してマイナスな感情を抱いてしまったりすることも多い。だからこそ、こうしたときは心のパーソナルスペースを意識し、程よい距離感を保つことも大切なのだ。

 結婚後に悩みがちな嫁姑問題も、心の距離をうまく保つことができれば解決に近づき、相手を尊重することもできる。現代女性は、無意味な戦いをうまくかわす技術もマナーのひとつとして身につけておく必要があるのかもしれない。

■女子ウケは褒めの鉄則で得よう

 同性ウケは男ウケよりも得るのが難しい。同性相手に対する視線は、シビアで鋭くなってしまうことも多い。こうした時に使えるのが、女子に愛されるための鉄則だ。女性は男性よりも、何気ない日常会話の中で相手の人柄を判断することもあるため、有川氏は心からの褒め言葉で同性の心を掴もうと提案している。そのためには6つのポイントを押さえることが重要のようだ。


1.当たり前のことを褒める
2.リスペクトする点を褒める
3.いつもと違う点を褒める
4.欠点の裏返しを褒める
5.頑張っていることを褒める
6.性格や内面を褒める

 世の女性は「かわいい」というありきたりなお世辞や社交辞令に飽きており、ワンパターンの褒め台詞は心に響きにくい。だからこそ、本人が気づかない良さをフォローしながら褒めてあげることが大切だ。褒めの鉄則を有効活用してみれば、嫌だと思っていた相手とも意外に絆が深まっていくかもしれない。

 女子の世界には、男性には分からない結束やカースト制度も存在している。「好かれたい」という気持ちが強いといい人を演じてしまいたくなるが、いい人止まりでは深い人間関係が育めないこともある。戦わず愛され女子になれる全100個の処世術は人間関係を豊かにしてくれるだけでなく、人と過ごす時間に今以上の価値も与えてくれるかもしれない。

文=古川諭香