小学低学年で英検3級合格者が続出!「たったこれだけ!?」と拍子ぬけするほどシンプルな子ども英語学習のコツ

出産・子育て

公開日:2018/6/1


■いよいよ小学校の成績表でも「英語の評価」が始まる

 すでに多くの小学校で英語の授業は取り入れられているが、2020年にはいよいよ5、6年生は「正式教科」としての授業が始まる。つまり、通知表に「英語」の欄ができるということだ。そうなるともちろん中学受験の教科に入れる学校も増加する。そしてその後も高校受験、大学受験と英語の重要度は増すばかり。「子どものうちから英語を学ぶ」ことはもう、避けては通れない状況だ。

■英語コンプレックスの親ほど、子どもを英会話教室通わせている!?

 無視はできない存在。しかし、英語が得意な親でなければ家庭で教えるのにも限界がある。そんな親の気持ちを反映してか、全国各地で子ども英会話教室は大盛況。今や、小学生の習い事ランキングの2位! 1位の水泳に継ぎ、3位のピアノを差し置いての人気ぶりだ(2017年ケイコとマナブ調べ)。

 それだけ多くの子が子ども時代から英語を習っている状況で、日本人の英語スキルが向上しているのだろうか?
「残念ながら、そうではない。大多数の英会話教室の英語教師と親の英語力の実力はほぼ同じ。通わせているだけで伸びるはずがない」そう言い切るのは自身の子どもを大分の公立高校からハーバードへと進学させた、ブルーマーブル英語教室代表の廣津留真理氏だ。この教室では、幼児・低学年で英検3級に合格する子どもが続出。未就学児での2級合格者も出ている。

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■子どもの英語力は親の英語力に関係なく伸びる!

 廣津留氏は言う。「多くの英語教室で行なわれている子ども英語教育は、ムダだらけ! 英語を使ったゲームやパズル、ABCの書き取り、和訳、すべて必要ありません。『こんな難しい文は読めないのでは?』と、子どもをバカにしてはいけません。子どもの脳はスポンジのように語学を吸収していきます。日本語で話せているレベルの内容を英語で話せないはずはありません。小学校低学年でも英検2級レベルの英語の習得は十分に可能です」
 そして、さらにこう続ける。「親の英語力は必要ありません。親は英語が苦手でも、子どもの英語力はどんどん伸びていくのです」

■英語力を伸ばせるのは「家庭」でしかない

「週1回のお遊び英会話で、英語の力がつくはずがない」という廣津留氏。では、いったいどうやって子どもに英語を教えればいいのだろうか。その答えは「家庭学習」だという。「大切なのは、家庭での愛に包まれた安心した環境で、継続して行うこと。1日10分でいいんです。音声を聞きながら、子どもは英語の単語や文章を指でなぞって、どんどん声に出していく。親は、子どもをほめて応援するだけ。親の英語力は必要ありません。親は英語が苦手でも、子どもの英語力はどんどん伸びていくのです」

子どもの英語の家庭学習でたいせつなこと
・時間を決めて継続する。
・1日10分、週に5日、土日はお休み
・子どもが飽きて嫌になる、1分前に終了
・ABCの書き取りは必要ない
・細かい和訳にこだわらない。おおまかな意味がわかればOK
・親はほめて、子どものモチベーションを維持させる


■大分の公立高校からハーバードに合格

 廣津留氏の開発した、とことん結果にコミットする子どの英語学習方法。その原点は、大分の公立高校からハーバード大学に合格した娘に実践した「宿題も問題も決して解いてはいけない! 問題と答えを丸ごと暗記してサクッと終わらせよう」という教育法。なぜなら、「大切な時間は他のことに使おう。答えがない問いの解を求めるのが真の知性だから」

■ムダを省いた英語教育メソッドで“英語脳”を作る

 それが家庭でも実践できるのが『ひろつるメソッド Don Don English!』(主婦の友社)だ。は、ネイティブ発音の音声を流しながら、発音をマネして声に出し、英語の文字を見て覚える。それを短時間で行い、子どもが飽きる前に終了する。

「嫌になってやらなくなるよりも、続けることが大事。続けているうちに、子どもの頭の中には、英語が蓄積されていきます。そうするうちに、英語を英語で考える英語脳の基礎ができあがっていくのです」



 子どもの英語への心のハードルを下げるため、文字は大きく、とことん見やすく構成されたページ。ネイティブスピーカーの発音を耳で聞きながら、指でなぞって真似して発音。1日10分を継続すれば確実に英語力がアップする、新感覚の英語ドリルだ。