女の子に必要なのは逆境を乗り越えるためのパワー!【うまくいかない人に贈りたい13の名言】

生き方

2018/7/10

 この現代においても、女だからこれはダメ、あれもダメと、女性が生きづらさを感じる場面は少なくない。しかし、その逆境をポジティブなパワーに変えて、夢を成し遂げた女性たちがいる。

『夢をあきらめなかった 13人の女の子の物語』と『世界にひかりをともした 13人の女の子の物語』(ともに潮出版社)は、なんだかうまくいかないと思ったとき、その場所から抜け出すパワーを与えてくれる絵本だ。

 著者のチェルシー・クリントンはヒラリー・クリントンの娘で、次世代のリーダーを応援する取り組みなどを行う女性。2冊にはそれぞれ、13人の女性たちの物語と明言が、美しい絵と短い文章によって構成されている。

■努力が報われないなら歩く方向を変えてみて

『夢をあきらめなかった 13人の女の子の物語』(チェルシー・クリントン/潮出版社)

『夢をあきらめなかった 13人の女の子の物語』に綴られているのは、世界で一番足の速い女性、フローレンス・グリフィス・ジョイナーなど、逆境を乗り越えて夢を叶えた13人の人生だ。

わたしが目の前にいるからには、だれにも息を引き取らせたりしない

 この力強いメッセージは、ヴァージニア・アプガーのもの。母子手帳などに掲載されている、新生児の健康状態をあらわす「アプガー指数」を考案した女性だ。まだ女の子がお医者さんになることが少なかった時代、ふたりの兄が病気で苦しむ姿を見て医師を志し、外科医の資格を得たアプガー。女性であることを理由に仕事が与えられないという仕打ちに遭ったが、麻酔医に転向することで、その逆境を切り抜けた。

 この言葉から感じられるのは、一人でも多くの命を救いたいという強い意志。目標が明確だからこそ、回り道をしても道が閉ざされることはなかった。努力が報われないときは、彼女のように進む方向を変えてみるのも一つの方法だ。「理不尽な言葉には耳を貸さず」「努力を重ねて」「自分の意思を貫く」。これらの行いで夢が叶うことを、アプガーが証明している。

人生最大の冒険は、夢に見た人生を生きることです

 これは、祖母と同じメイドになるという道を選ばず、夢を現実にしようと努力してスーパースターになったオプラ・ウィンフリーの言葉。メイドになっても生きていくことはできる。しかし、それはオプラにとって、心から望む道ではなかった。湧き出る想いは止められず、冒険は立ち上がらないことには始まらない。夢に向かって努力する人の背中を押してくれるメッセージだ。

■その逆境は夢に近づくために必要なこと

『世界にひかりをともした 13人の女の子の物語』(チェルシー・クリントン/潮出版社)

『世界にひかりをともした 13人の女の子の物語』(潮出版社)には、パキスタンで女の子が学校教育を受ける権利を訴え、史上最年少でノーベル平和賞を受賞したマララ・ユスフザイを始め、勇気ある行動で功績を残した13人の物語が紹介されている。

はじめのうちは、どの糸をたぐっても、もつれていたり、途中で切れていたりしているように思えたわ。でもそのうち、そういう糸がすべて合わさって、人生という大きな模様を作っているんじゃないかと思えてきたの

 インドではじめて機能回復センターを設立した医師、メアリ・ベルギースの言葉だ。交通事故で両脚が不自由になったメアリは、車椅子のまま働ける仕事としてリハビリに力を入れ、障がいを持つ人たちに希望を与えた。逆境を乗り越えるための解決策は、すぐに見つからないかもしれない。しかし、無駄なように思えるが、目標を達成するために必要なこともある。大事なのは、半歩ずつでもいいから努力を続けることだと教えてくれる名言だ。

 夢を叶えたい人や、今の場所から抜け出したいと願う人に必要なのは、周りにいる不条理な人たちの言葉ではなく、ここに綴られた人生の先輩たちのメッセージなのではないだろうか。この2冊の中に、あなたの一生を導いてくれる言葉が見つかるかもしれない。

文=吉田有希