食べるだけで旅行気分!?  麺料理でアジア一周の旅へ【作ってみた】

食・料理

2018/7/20

『アジアの麺』(ワタナベマキ/主婦と生活社)

 7月も後半になり、そろそろ夏休みという人も多いのではないでしょうか。今年の夏は思い切って海外へ! という人もいれば、今年も日本でお留守番という人も…。そんな人には『アジアの麺』(ワタナベマキ/主婦と生活社)で、アジア旅行に行った気になってみませんか?

 ここでは、著者がアジア各国を旅して周って食べてきた数々の麺料理を、日本でも手軽に入手できる材料を使って再現したレシピがたくさん紹介されていて、食べた瞬間、その国のお店で食べている気分を味わえます。そこで、今回はこの中から、台湾、中国、ベトナムで親しまれている麺料理3品を実際に作ってみました。

1、日本でも大人気の汁なしラーメン「台湾混ぜそば」(P.16)

 フライパンにごま油とにんにく、しょうがを入れ、香りが立ったら豚ひき肉を加えて炒める。さらに、五香粉、酒、しょうゆ、黒酢を加え、汁けがなくなるまで炒める。うどんを表示通りにゆで、器に盛ったら、その上に炒めたひき肉、細ねぎ、焼きのり、温泉卵をのせれば完成。

 1品目は、最近日本でも大人気の、台湾を代表する混ぜそばレシピです。混ぜそばの特徴は汁がないことで、のせた具材を混ぜながら食べます。また、ひき肉を使うのもポイントで、五香粉が香る甘辛いひき肉がとトロトロの温泉卵と一緒に麺にからんで、一気にかけこみたくなるおいしさでした。

2、さっぱりだけど深い味「もやしとザーサイの焼きそば」(P.37)

 熱したフライパンに、ごま油としょうがを入れ、香りが立ったら焼きそば麺を加え、ほぐしながら炒める。ここに、塩抜きしたザーサイ、長ねぎを加えて炒め合わせる。さらに全体がなじんだら、紹興酒と塩、豆苗ともやしも加えてさっと炒め合わせ、最後に白ごまをふれば完成。

 2品目は、定番の中華食材を使った中国の焼きそばレシピです。今回使ったザーサイも、豆苗も、もともと中国ではポピュラーな食材で、どちらも個性的な味ではありますが、もやしや焼きそばと一緒に炒めることでお互いが相まって、シンプルだけど深い味になりました。日本のソース焼きそばだと、味が濃くて、途中で味に飽きたり、もたれてしまったりしますが、この焼きそばはさっぱりしている上、野菜もたっぷり入っているので、女性でもペロッと食べられますよ。

3、スープがおいしすぎる「鶏肉のフォー」(P.58)

 鍋にかつお昆布だし、しょうが、酒、ニョクナムを入れて中火にかけ、ひと煮立ちしたら鶏肉を加え、再びひと煮立ちさせる。その後、弱火にし、ふたをして8分ほど煮る。フォーをゆで、器に盛ったら、先ほどのスープを注ぎ、もやし、細ねぎ、香菜をのせれば完成。

 3品目は、日本でも特に女性に大人気のベトナム・フォーレシピです。鶏肉から出るさっぱりスープは、もちもちしたフォーとの相性抜群! そこにもやしや香菜など、たっぷりの野菜をのせて、大満足の一杯です。ちなみに、もやしを生で食べるのはベトナム料理の特徴で、食感と香りがおいしさの秘密になっています。

 ここで紹介した国以外にも、韓国やタイの麺料理なども紹介されていて、その時の気分によって、“食べたい国”を選ぶことができますよ。

気軽に“食の海外旅行”を楽しんでみませんか?

 以前は海外で調達したり、国内でもかなり限られた店でしか買えなかった海外の調味料が、今ではカルディなどで手軽に買えて、アジアの麺もより身近な料理になりました。やはり、本場の雰囲気の中で食べるのが1番おいしいとは思いますが、なかなかそうもいかないと思うので、せめて各国の食でお腹を満たしながら、海外旅行に行った気分を味わってみませんか?

文=JUNKO