【HSCの育て方(学童期編)】人いちばい敏感な子が感じる外からのストレスとは? 軽減させる方法も公開!

出産・子育て

2018/7/23

『ひといちばい敏感な子』(エレイン・N・アーロン:著、 明橋大二:翻訳/ 1万年堂出版)

 突然だが「HSC(Highly Sensitive Child=ひといちばい敏感な子)」という言葉を知っているだろうか。子ども全体の15~20%の割合で存在するといわれているが日本での認知度はまだ低い。HSCは、生まれつき人一倍敏感な感覚を持っている。そのためママ友や学校の先生から「他の子と違う」と言われてしまったり、発達障害だと思われてしまったりすることも多い。親自身もどう我が子と向き合っていけばよいのか悩んでしまうこともある。そんな悩みを解決すべく、日本初のHSC解説本『ひといちばい敏感な子』(エレイン・N・アーロン:著、 明橋大二:翻訳/ 1万年堂出版)から全4回に分け、成長段階ごとにできるHSCの我が子への接し方をご紹介している。第3回目の本稿では、小学校時代の子育てについて考えたい。

■小学生時代を健やかに過ごすには?

 学校生活が始まるとHSCは、友達関係で強いストレスを感じるようにもなる。HSCはストレスのもとでは、不安症や抑うつ状態になりやすいといわれているため、親は我が子が嫌な思いをしているときや落ち込んでいるときにストレスを軽減させられるよう、サポートしていってほしい。ストレスの軽減に有効とされる短期的な対処法を見ていこう。

1.休む回数を増やす
2.愛情いっぱい、触れ合いを大切にする
3.じゅうぶんな睡眠時間を確保する
4.「いつもと同じ」を取り入れる
5.決めるのが負担になるときは、親が選んだり、二者択一にしたりする

 このような短期的な対処法は我が子がストレスを感じていることを知ったら、すぐに行うことがポイントだ。

 そして、家族の在り方やHSCの生活を調整していける長期的な対処法も効果的である。

1.何事も習慣化し、計画を立てておく
2.「ただ一緒にいる」という時間が大事
3.植物や生き物など、自然を取り入れた生活を
4.お互いが目指すものを、前向きに語り合う
5.苦難に立ち向かう姿勢を示す
6.危機こそチャンスと受け止められるように

 全6つのポイントを意識すれば、我が子も安心感を抱けるはずだ。

 学童期は、我が子が初めて集団生活を経験する大切な時期でもある。そのため、親は我が子を受け止め、外の世界で受けたストレスを癒せる場所があることを教えていってほしい。たくましいHSCになるには、親からの精神的なサポートも必要不可欠なのだ。

『HSCの子育てハッピーアドバイス』(明橋大二:著、太田知子:イラスト/1万年堂出版)には、マンガで分かりやすくHSCの特性や子育てのポイントが記されている。HSCの子どもがどのように感じているのか、どうサポートすべきなのかもまとめられているので、親だけでなく、教師にも読んでもらいたい1冊だ。次回は、いよいよ多感な思春期から青年期にかけての対処法をご紹介していくので、ぜひそちらも参考にしてみてほしい。

文=古川諭香

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