ヘアゴム1本で女子力は上げられる! 不器用女子でも失敗しない“ひとつ結びアレンジ法”

暮らし

2018/8/19

『ヘアゴム1本のゆるアレンジ』(工藤由布/セブン&アイ出版)

「雑誌やSNSで紹介されている簡単ヘアアレンジは、実際簡単ではない」と感じている不器用女子は意外に多いはず。実は筆者もそのひとりで、セルフヘアアレンジというと、ひとつ結びしかできない。しかし、そんな筆者に、ひとつ結びができればヘアアレンジは思いっきり楽しめるのだと教えてくれたのが『ヘアゴム1本のゆるアレンジ』(セブン&アイ出版)だ。

 本書の著者である工藤由布氏は恵比寿のヘアサロン「N.Mist」でヘアスタイリストを務めており、約7万人ものフォロワーから支持されている人気インスタグラマーでもある。そんな工藤氏が紹介するひとつ結びテクやお団子のアレンジ法は短時間で実践できるため、忙しい日々を送っている30代~40代の方にもおすすめだ。

 さらに、本書は見開きで見られる作りになっているため、両手を使ってヘアアレンジができるのもうれしいポイントである。では、いつものひとつ結びをこなれ見せするには一体どうすればいいのか、具体的に見ていこう。

■「NGひとつ結び」を「ひとくせポニー」に

 ヘアゴム1本だけで行うひとつ結びは、シンプルなヘアアレンジ法だと考えている方も多いだろう。しかし、いくつかのポイントを押さえながらひとつ結びを行えば、自分の印象をガラっと変えられる。

 不器用女子は普段、ただ後ろで髪をまとめるだけの「NGひとつ結び」を行ってしまいがちだ。

 だが、髪をゆるく巻いたり、髪の分け目をぼかしたりした「ひとくせポニー」なら、同じひとつ結びとは思えないほど華やかに見える。

 こうした、こなれ感あるひとつ結びを作るにはブラシやコームを使わずに髪を束ねたり、「えりあし5センチ」の高さで髪を結んだりすることがポイントなのだそう。後頭部に高さがある美しいひとつ結びをマスターすれば、男性人気が高いゆるふわ女子にもなれる。

 朝はいつもの身支度で精いっぱいになってしまうことも多いが、手軽にできるひとつ結びなら、短時間でも“それなりに見えるよそ行きヘア”が作れる。ひとつ結びには、無限の可能性が詰まっているのだ。

■ふんわりヘアを生み出す「ジグパート」と「引き出しテク」とは?

 おしゃれなひとつ結びをしていても髪の分け目がはっきりしていると、アホ毛が目立ってしまったり、ふんわりとした印象にならなかったりする。そんなときは、ジグパートを作り、どこから見てもこなれ感漂うヘアスタイルを完成させてみよう。

 ジグパート後は髪の分け目にスプレーを一吹きし、セット崩れや生え際のピンピン毛をカバーすることもポイントだ。

 そして、つむじで髪が分かれてしまうのも、イマイチなひとつ結びを作りあげてしまう原因になるので、頭頂部の白線を美しくカバーしたい。

 つむじが複数個ある方はすべてのつむじをカバーすると、後頭部のシルエットがさらに美しくなる。

 また、時間が経ち、毛束がぺちゃんこになってしまったときは表面の髪ではなく、奥の髪を10本ほど引き出し、トップを華やかに見せてみるのもよい。

 髪を引き出すと顔が大きく見えてしまいそうだという方は、頭頂部の髪を重点的に引き出して、頭の形をひし形に見せてみよう。

 こうした引き出しテクニックを活かせば、直毛の方でもゆるふわな印象が与えられるようになる。「髪質が良くないから、ヘアアレンジは無理」と思っている方こそ、工藤氏のこなれ見せテクで、いつもとは違う自分を楽しんでみてほしい。

■360度どこから見てもきれいな「くるりんぱ」を作るには?

 少し前から、手軽にできるヘアアレンジ法として人気を博しているのが「くるりんぱ」だ。ひとつ結びした結び目の中央を割り、隙間を作って毛束を入れ込む「くるりんぱ」は、ゴムをきれいに隠せたり、立体感をアップさせてくれたりするヘアアレンジ法である。

 そんな「くるりんぱ」をきれいに仕上げるには、左右対称を意識してみるとよいのだそう。

 結び目を持ち、手首のスナップを利かせながらくるんと回せば、残念な仕上がりになりづらくなる。

 実際に不器用な筆者も、本書を見ながら“初くるりんぱ”を行ってみることに。バックスタイルにボリュームが現れるヘアアレンジは自分で確認しづらいため、うまくできる自信がなかったが、実際にトライしてみると、わずか5分でほぼ左右対称な「くるりんぱ」が完成させられた。後ろ姿の印象をガラっと変えられる美しい「くるりんぱ」は、髪を巻いたときに行い、さらにボリューム感を楽しんでみるのもよさそうだと感じ、生まれて初めてヘアアレンジを楽しいと思えた。

「ヘアゴム1本でも女子力は上げられる」――それを証明しているかのような本書には、不器用女子の“知りたい”がたくさん詰まっている。生まれ持った頭の形や髪質へのコンプレックスは、ひとつ結びのアレンジテクをマスターすることで解消してほしい。

文=古川諭香