忘れられない人、諦められない恋を乗り越える方法――月収10万から年商3億円になったシングルマザーの「人づき合いの魔法」【7】

暮らし

公開日:2018/10/12

『お金の神様に可愛がられる 「人づき合い」の魔法』(藤本さきこ/KADOKAWA)

 忘れたくても忘れられない――。
 それは、運命の関係だから? ソウルメイトだから??
「宇宙レベルで人生の設定変更セミナー」を主宰する人気講演家、藤本さきこさんはどんな見方をしているでしょう?

 話題の新著『お金の神様に可愛がられる「人づき合い」の魔法』(藤本さきこ/KADOKAWA)の中に、自身の経験が綴られています。

いつもいつも、こまめに思い出し、
思い出すたびにまたムカつき、悲しくなり、
細かく頭の中で再現し、
まるでタイムスリップしたかのような胸の苦しさを味わい、
それがどんなに嫌だったか、今でもこんなに辛い、と誰かに話す。
過去の嫌な気分まで引っ張り出し、
それがどんなに私を辛い目に遭わせているかを切々と語る。

「忘れたい」と思っているのにこんな風に繰り返すのはなぜ?と、ある時、自分自身を疑ってみたそうです。
“疑う”とは、ノートに向かって「なんでそう感じる?」「どうして?」「ということは?」「それ本当?」「本当はどうしたい?」と、自分自身に聞きながら気持ちを書いていく行為です。

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 とことん繰り返すと、奥底に眠っている本音が少しずつ浮かび上がります。
 藤本さきこさんは、この本音を「設定(=自分を縛る思い込み)」と定義しています。

その辻褄の合わない自分を明らかに見て、「忘れられないのではなく、覚えていたいんだ!」と気づきました。つまり「覚えておく努力」をしていたのです。(中略)
こんな努力、楽しくなかったらできませんよね。
そしたら「忘れられない、かわいそうな私(悦~)」という快感、そして「忘れたら相手を許すことになるから嫌だ」というがめつさ。そんな趣味の悪い自分の設定に気がついて、「こうやって楽しむの、やーめた」「覚えておく努力、 やーめた」と、設定を変更したのです。

「設定」はわかりさえすれば、スーッと溶けていくのだそうです。
「やーめた」と決めさえすれば、すんなりやめられる。
 これは諦めきれない恋だけでなく、あらゆることに通じる藤本さきこさん独自のメソッド。人間関係はもちろん、貧乏、不幸、うまくいかない仕事…すべて設定変更で好転します。

肥満に悩む人が、「痩せる努力をすること」と、「太る努力をやめること」。
どちらが楽チンだと思いますか? 答えは、太る努力をやめること。
太っていることを気にしているのなら、すでに自然にやっている「太る行為」 があるわけです。心当たりのある、その行為をやめる。
やめるだけだから簡単!
でも、痩せていないということは、痩せる方法をまだ知らない。知らない新たな努力をするのは難しい。

 忘れようと努力することは難しい。でも、覚えておく努力をやめるのは、できるはず。
 お金持ちになる方法は知らない。でも、貧乏くさい行動やしみったれた考えに心当たりがあれば、それをやめればいい。

無意識でずっとしている努力をちゃんと見て、必要であればやめればいいだけ。
その度に、必ず繁栄につながります。

 その無意識に気づくために、ノートを使って自分を疑ってみよう!

文=深谷恵美

【プロフィール】
藤本さきこ(ふじもと さきこ)

株式会社ラデスペリテ 代表取締役
1981年生まれ、青森県出身。累計3万人以上を動員した「宇宙レベルで人生の設定変更セミナー」を主宰する人気講演家。4人の子を持つシングルマザーでありながら、実業家としても活躍、1日10万アクセスを誇るパワーブロガー(アメーバオフィシャルブロガー)としても知られる。
友人と共同創業した「petite la’deux(プティラドゥ)」は実店舗からネットショップへ事業形態を変更。布ナプキンや化粧品、香油、ハンドメイド雑貨の販売でいまや年商3億円を超える規模に拡大。自らの人生を「明らめた(明らかに見た)」結果、宇宙の叡智に触れる経験をして以来、「女性性」を大切にすることをテーマに人生の在り方を追求。「設定変更」と称し、書き続けたノートによって人生が劇的に好転し、それをつづった『お金の神様に可愛がられる「3行ノート」の魔法』が大ヒット。処女作『お金の神様に可愛がられる方法』は発売前重版がかかるべストセラーに。最新刊『お金の神様に可愛がられる「人づき合い」の魔法』『お金の神様に可愛がられる手帳2019』がある。