腰痛も便秘も、おなかをゆる~くもむだけで一気に解消できる!

暮らし

2018/10/7

『1日1分で人生が変わる おなかもみ上げ』(永井 峻/自由国民社)

・「重だるい感じ」の首こり、肩こり、腰痛がいつもある
・昔より太りやすく、痩せにくくなった。または、すでにメタボに近い
・おなかが張りやすい
・便秘気味である
・むくみがひどい

 こんな症状に当てはまる人は、内臓が疲れている可能性が高い。そう指摘するのが『1日1分で人生が変わる おなかもみ上げ』(永井 峻/自由国民社)だ。

 では、その内臓の疲れは、どうすれば解消することができるのだろう。その答えは、書名にもある「おなかもみ上げ」を行うこと。神経解放(頭)、内臓調整(腹)、筋力回復(体)の3つのケアを柱とした整体サロンで、めまい、偏頭痛、座骨神経痛など、実に数多くの患者の痛みや不調を改善してきた著者、永井峻氏が、おなかもみ上げが効く理由と、その実施法をわかりやすく教えてくれる。

■マッサージが効く人と効かない人がいるのは、なぜ?

 肩こりや腰痛、疲れがたまったという理由でマッサージや整体を受けても、それが効く人と効かない人がいる。このことを不思議に思ったことがある人は多いはず。著者は、この差の正体こそが、体調を回復・維持するためのカギだという。マッサージなどの処置が効くための条件とは、次の5つだ。

・姿勢が良い(少なくとも、悪くない)
・体液(血行、リンパなど)の巡りが良い
・疲れの出口(リンパ節)が開いている
・おなかが柔らかい(内臓の状態が良い)
・睡眠の質が確保できている

 この5つは、体調を回復・維持するための絶対条件で、これらの要素が満たされていれば、肩こりや腰痛、疲れなどの症状は改善され、再発することもほとんどないのだという。

 これらの条件をクリアするために本書がすすめるのが「おなかもみ上げ」だ。両手の指先でおなかをもみ上げ、おなかをさすったり、内臓を軽く揺するような刺激を与えることで、鎮痛・鎮静作用がもたらされ、血流やリンパの流れを改善してくれる。その結果、姿勢と体液のめぐりが良くなり、疲労回復がスムーズになり、内臓も復調し、睡眠の質も上がっていくのだという。

■超簡単で効果的な「おなかもみ上げ」の方法は――

「おなかもみ上げ」は簡単で、気軽にできることが最大の特徴だ。寝ていても、座っていてもほぼ同じようにでき、時間も1〜2分あれば充分だ。

【もみ上げ時の体勢】
椅子に座った状態、または仰向けで両膝を立てた状態(股関節が折りたたまれて、おなかが緩んでいることがポイント)

【もみ上げの順序】
【1】おなか全体を手でさすっていく
(1)ろっ骨(あばら骨)の際のすぐ下のライン(左右)を10往復ずつ
(2)股関節(コマネチ)のライン(左右)を10往復ずつ
(3)おなか全体を、円を描くように10回転(おなかに向かって時計回りに)

【2】おなかの8エリアをポン、ポンともみ上げていく(重ねた両手の指で、押し上げる)

【3】おなか全体を、円を描くように10回転手でさする(おなかに向かって時計回りに)

 詳しい説明は本書に譲るが、とてもシンプルで覚えやすい方法なので、誰でも簡単にできることがわかると思う。おなかを押すのに合わせて、「ホ、ホ、ホ」と息を細かく吐き、「スーッ」と吸ってから次のポイントに移るようにすることが、効果を倍増させるためのポイントだ。

「そんなに簡単な方法で本当に効くの?」と思う方もいるかもしれない。だが、その心配は必要なさそうだ。普段から便秘ぎみの筆者のパートナーは「おなかもみ上げ」を行ったところ、その効果は翌朝から表れ、確実にいまも続いているとのこと。ほかにも「巡りスイッチを入れる、ふくらはぎエレベータ−」「体幹&美容スイッチを入れる、膝立てパタパタ」「痩せるスイッチを入れる、おなかくびれツイスト」の3つの簡単な体操も紹介されている。肩こりや腰痛、むくみや太りぎみなど、なかなか解消しない悩みを持つ方に、ぜひ取り組んでもらいたい。

文=井上淳