「強いメンタル」は科学的に生み出せる! 思い通りの人生にするために必要なメソッドとは?

ビジネス

公開日:2018/10/9

『神メンタル 「心が強い人」の人生は思い通り』(星渉/KADOKAWA)

 世の中には「努力してもなかなか報われない人」と「何をやっても上手くいく人」がいる。両者の差はなんだろう。才能もしくは運、だと思い込んで、最初から頑張っても無駄だと投げやりになってはいないだろうか。そんな思考にストップをかけるのが『神メンタル 「心が強い人」の人生は思い通り』(KADOKAWA)。著者・星渉氏の主張はタイトルどおりだが、「よくあるポジティブ論ね」「メンタル強くするなんてそう簡単にいくわけないじゃん」と敬遠しかけたあなた、ちょっと待ってほしい。星氏いわく「強い心は科学的に作り出すことができる」。半信半疑な読者のためにここでそのメソッドを一部ご紹介しよう。

■人生を思い通りに生きるには、神メンタルが必要不可欠

「現在(未来)=(1)目的地×(2)手段×(3)メンタル」――それが、7200人以上のビジネスコンサルティングをしてきた著者が編み出した公式だ。曖昧な目標ではなく明確な目的地を設定すれば、達成する具体的な手段も見えてくる…というのは誰しも想像がつくだろうが、それ以上に著者が最重要視するのが(3)の「メンタル」である。

「メンタルとは『心』であり『自己評価』であり『脳』である」というのが著者の言。自己評価が低いままだと、「自分にできるわけがない」という発想が先行し、仮に目的と手段が明確だったとしても、実行に移すことができない。メンタルがゼロなら、現在(未来)はいつまでたってもゼロのままなのだ。

■未来を完了形で思い描く

 そうはいっても自己評価なんて簡単に高められるものでもない。ではどうすればいいのか? 著者はまず、目的を「完了形で書く」ことを提唱している。1年後、5年後、10年後。「年収〇〇円になっている」「事業で××を達成している」などを、願望ではなくすでに達成した現実として信じ込むのだ。

 ではその未来にたどりつくまでに何が起きたのか? 過程を細分化していくことで、今の自分にできること・やるべきことが見つかるはずだ。見つからない、努力が続かないとしたらそれはそもそも目的設定が間違っている。気合と根性がなければ達成できないような目標は正しくないのである。

■モチベーションUPを狙ってはいけない!?

 たいていの人がチャンスを逃す原因は自己評価の低さ。「私なんか」としり込みしたその一瞬が、明暗を分けているのである。だが気をつけてほしい。この強さを得るために「モチベーションをあげようとは思ってはいけない」。

 仕事も勉強もダイエットも、モチベーションUP=行動力UPと考えがちだが、モチベーションを常に上げ続けるのは到底無理な話である。モチベーションとともに行動力も低下させないために、必要なのは、「今の自分ではなく、すでに目標を達成した未来の自分になったつもりで行動する」こと。そうすればおのずと行動基準もあがり、人生は良い方向に転換していくはずだ。

■負の感情を受け入れる

 ネガティブな感情は人生をもネガティブにしていく、だから常に笑顔で前向きに過ごしましょう、なんてポジティブ論をしばしば聞くが、無理にポジティブを続けすぎてかえって必要以上に落ち込むなんてこともよくある話。著者は、ネガティブループに陥ることはあるという前提のもとその解決策をいくつか提唱している。

 そのひとつが「『できた』という体験をする」。自己評価を下げるひとつは自信のなさ。そういうときは、ことの大小にかかわらず、自分で決めたことをひとつずつクリアして「できた」体験を増やしていくのがいいという。必要な電話をかけた、たまっていた洗濯をすませた、その程度でよい。「できることが増えれば増えるだけ自分のことが好きになる」し、「自分を愛することができれば未来の自分も信じられる」。

 メンタルの強さは決して、先天的なものだけではないし、気合や根性は必ずしも必要ない。本書のメソッドに従ってひとつずつできることを重ねていけば、きっと望む未来に誰しも近づけるはずだ。

文=立花もも

この記事で紹介した書籍ほか

神メンタル 「心が強い人」の人生は思い通り

著:
出版社:
KADOKAWA
発売日:
ISBN:
9784046023759