「夫以外の男性を好きになったら」本好きライターが選ぶ! ほろ苦い大人向け恋愛小説

文芸・カルチャー

2018/11/16

 芸術の秋、食欲の秋…そして読書の秋。過ごしやすいこの季節は、自分の感性を磨くチャンスです。ビジネス書や実用書もいいですが、たまには“大人の恋愛小説”なんていかがですか?  現実には体験できない量の「人生」を疑似体験させてくれる本は、読めば読むほど想像力や感受性を鍛えてくれます。

 そこで、11月16日10時~11月30日9時59分の期間に開催される、小学館と楽天Koboのコラボフェア「ぴっかぴか小デジ!感謝祭2018Winter」の対象商品の中から、本好きライターである筆者オススメの小説を5作品ご紹介します。本フェア中は、小学館の対象電子書籍が30%オフで読めるのでぜひチェックしてくださいね。


 高校の数学教師をしている真面目な夫「忠彦」と、何不自由なく平凡に暮らしていた主婦「チエミ」。これといって生活に不満があるわけではなかった彼女ですが、ある時ひょんなことから知り合ったカメラマン「サカマキ」に惹かれてしまい…という物語。夫との関係にはない新しいドキドキ。そして恋心。もしそんなことが起きてしまったら、あなたならどうしますか!?


 男性を選びすぎて婚期を逃しそうな輸入会社の秘書「紅」、憧れのマスコミ業界に入ったものの、ハードな仕事と恋愛に疲れてしまった編集者「紫織」、恋人の自殺がきっかけで“世の中お金”と銀座のホステスになった「向日葵」の3人が、それぞれ自分らしさを模索していく物語。「私はこれでいいのかな…?」と悩むお年頃の女性なら、共感できること間違いなしです!


 大好きだった妻を亡くし、6歳になる一人息子とひっそりと暮らしていた主人公「巧」。しかしある雨の週末、散歩に出かけた町はずれの森で、そんな巧たちに奇跡が訪れます。ファンタジックな展開でありながらも、涙なしには読めない傑作恋愛小説! ささやかな日常と愛せる人がいるだけで、人はこんなにも幸せになれるんだ…と改めて感じさせてくれる作品です。


 主人公「都築一平」は、美術館で月の絵の前でたたずんでいた美しい女性「杉山エミ」に惹かれ、好意を抱いていることに気づきます。しかしエミには幼馴染みで大学病院研修医の「熊川鉄矢」という婚約者が。悲しい瞳で月を眺めるエミが心に秘めている人物は、いったい誰なのか――。映画化もされた人気コミックを元に描き下された、ラブミステリー小説です。


 主人公「ホリー」に突然おそいかかった夫「ジェリー」の死。しかしある日、泣き暮らす彼女の元に10通の手紙が届きます。それぞれ開封すべき月が指定されているその手紙の文末には、いつも「P.S.アイラヴユー」の文字。この手紙の正体は――。愛する人を失うという絶望と、人の優しさに触れながら少しずつそれを乗り越えていく再生の物語。2008年には映画化もされた、全世界500万部以上の大ベストセラーです!

 生きていれば順風満帆なことばかりとはいかないし、思わぬ落とし穴が待ち受けていることもあります。その時その壁にどう立ち向かっていくのか、どう乗り越えていくのかが分かれ道。紹介した5作品は、どれもそういったことを考えるきっかけをくれる作品です。

 普段あまり小説を読まない人も、いつもはこういった恋愛ものは選ばないという人も、これを機に読んでみると世界が、思考領域が広がるかもしれません。この秋、読書でもう一段、「自分」という人間を掘り下げてみませんか?

文=月乃雫