「どうしてあの子は愛されるの?」こじらせ女子も幸せになれるかわいい不機嫌の作り方

恋愛・結婚

2018/11/24

『大丈夫、君は可愛いから。君は絶対、幸せになれるから。』(yuzuka/KADOKAWA)

 突然だが、あなたは大好きな彼氏と喧嘩をしたときや苛立ちを感じたとき、どんな態度を取っているだろうか。きっと、世の女性は「ごめんね」と、すぐ口に出せるタイプと不機嫌なまま「怒ってないから」と言い放ってしまうタイプに分かれるはず。ちなみに筆者は後者で、怖い顔をしたまま心に不機嫌を溜め込んでしまい、耐えられなくなると、溢れだした不機嫌を一気に相手へぶつけてしまう、こじらせ女子だ。

 恋愛は素直になったほうが上手くいく。女は愛嬌が大切。そう分かってはいるのに、一度こじらせてしまった心は簡単には「普通」に戻ってくれない。『大丈夫、君は可愛いから。君は絶対、幸せになれるから。』(yuzuka/KADOKAWA)は、そんなこじらせ女子に希望の光を与えてくれる1冊。Twitterフォロワー数10万人超えのyuzuka氏が、心にまとわりついたモヤモヤを上手く操る方法を教えてくれるのだ。

「どうして“あの子”は彼から愛されているのだろう」「なぜ私ではダメだったのか」と悩む恋を経験したことがある女性は多いかもしれないが、その答えはとてもシンプルなもの。こじらせてしまっている私たちは不機嫌なときに、我慢したり感情のまま思いをぶつけたりしてしまうため、恋が終わるのだ。こうした付き合いをしていると、お互いに精神力がすり減っていくので、恋愛が終わりを迎えてしまう。

 では、不器用な道を選んでしまう不機嫌なこじらせ女子は、一体どうすれば幸せを手にできるのだろうか。

■「上機嫌に不機嫌になろう」

「彼の重荷にはなりたくない」と「でも、私だけを愛し続けてほしい」の狭間で心が揺れているときは、不機嫌を心の中にしまい込もうと努力する。しかし、一度心に芽生えた不機嫌は抹消させることが難しいものだ。では、大切な人と自分の心の両方を守るために、こじらせ女子はどうやって不機嫌をコントロールしていけばいいのだろう。

自分が今不機嫌だって自覚したら、まずは自分自身の中でその感情を認めてあげること。自分を責めたり、言い訳したりしない。「ああ、私今、不機嫌なんだ」って客観的に、自分の心を、自分自身に説明してあげる。

ズバリ、「不機嫌なの」って、明るく軽く、伝えちゃうこと。

 yuzuka氏はこんな風に「上機嫌に不機嫌になること」で、自分の想いを伝えるべきだと伝授している。

 私たちは相手との距離感が縮まるにつれて、「言わなくても分かってくれるだろう」という想いを抱いてしまう。だが、不機嫌な気持ちや怒っている理由は言葉にしなければ伝わらないことのほうが多く、伝え方にもコツがいる。

 人はうれしいことは口にしやすいのに、不機嫌に繋がる「悲しみ」や「苛立ち」「怒り」「不安」といった感情は必死で隠そうとしてしまう。だが、そうしたネガティブな想いを伝えることで視野が広がることも少なくない。「態度で分かってほしい」「怒る前に気づいてもらいたい」という願いを叶えてくれる白馬の王子様なんて、この世のどこにもいないからこそ、私たちは「私今、不機嫌なの」と口に出す勇気を持っていかねばならないのだ。

 みんなに愛される“あの子”に近づくため、大好きな彼とずっと仲良くいるためには、不機嫌を明るい言葉で伝える練習が必要なのかもしれない。

■「まぁ、いいか」の一言で自分も相手も楽になれる

 恋人になった途端、彼氏となった相手は「単なる他人」ではなくなる。そのため、友だちなら笑顔で許せてしまうようなことでも怒ってしまったり、期待しすぎてしまったりする。私たち大人は他者と合わせる術なら十分学んできたはずなのに、相手が彼氏になった途端、不思議と喧嘩やぶつかり合いをしてしまう。

 こんな時は、相手は自分の所有物ではないということを再認識し、受け流せる力を身に付けていく必要がある。期待は裏切られると悲しみに変わり、不機嫌のもとになるが、「まぁ、いっか」と思える余裕が持てたら、自分の心が楽になり、彼の心も楽にしてあげられる。

 もちろん、これだけは譲れないという部分は突き詰めて話し合っていかなければならないが、男女には、どれだけ好きでも分かり合えない感覚の違いがある。そんなとき、「私のために変わってよ」と目くじらを立てるのではなく、余裕のある心で包み込むことができたら、憧れている“かわいいあの子”に少しは近づくことができるはず。

「かわいい子は得をする」——そんなことはとっくの昔に分かっているけれど、こじらせ女子の私たちは老若男女から愛されるようなかわいさも持ち合わせていないし、取り繕えるほど器用でもない。それならば、せめて「上機嫌に不機嫌な自分」で、足元に落ちている幸せにも目を向けられるような人でいよう。「ありのまま」が許されるのは、生まれながらに美貌や健康的な心を与えられたお姫様だけだけれど、私たちにも幸せになる権利はあるのだから。

文=古川諭香