筋トレなし、「ひざを10秒上げる」だけ! 正しい立ち方・歩き方を身につけて、一生自分の足で歩く!

健康・美容

2019/1/15

「歩くことが健康長寿の最大の秘訣!」というのはよく耳にします。元気に出歩くことは健康に欠かせません。歩くためのトレーニングと聞くと、「そんなこと教わる必要ないのでは?」と思いますが、『1回1秒ひざ上げドリル』(主婦の友社)の著者・後藤淳一先生は「ほとんどの日本人が実は正しく立てていない」といいます。

 事実、40代の筆者が取材してみてわかったのは、「壁にぴたっりくっついてひざを上げてみて!」という簡単そうに見えるひざ上げができませんでした。


「猫背は伸ばさないでOK!」きれいな姿勢と正しい姿勢の違い

 本書によると、「猫背は伸ばさないでいい」というから驚き! 誰もが子供のころから「背筋を伸ばしなさい! 胸を張りなさい」と親や先生に言われたことがあるのではないでしょうか? 背骨は本来まっすぐではなく、S字カーブを描いています。だから背骨のS字を妨げないゆるやかな猫背こそが「正しい姿勢」だというのです。さらに無理やり姿勢をよくしようと、背筋を伸ばすことが腰痛やひざ痛の原因にもなりうる。つまり、モデルさんのような美しい姿勢は人間的には正しい姿勢ではないというのです。


ひざ上げ10回で立ち方、歩き方がうまくなる

 立つとき、歩くときに大切なのは骨や筋肉のつき方だけではなく、その使い方だと本書では説明しています。そのわかりやすい方法が「ひざ上げ10回」。壁に後頭部、背中、おしり、かかとをしっかりつける。これが最も自然で疲れない「正しい立ち方」。そのままひざを90度に上げる。これを10回。面倒な筋トレと違い、どこでもできるのですぐに試してみてください。誰にでもできそうな「ひざ上げ」が意外にも難しいということに驚きます。


「ひざ上げ」のほか、すぐに役立つ毎日メソッドの紹介も!
「肩甲骨伸ばし」「いすスクワット」などに挑戦

 本書には、ひざ上げのほかにも日常生活でかんたんにできる「立ち方」「歩き方」のメソッドが多数紹介されています。めんどくさい筋トレと違い、日常生活のなかで取り入れられる方法ばかりなので、習慣にすることで自然に身につけることができます。取材を通じて、筆者もひざの上げ方、かかとの着地、母指球の使い方を自然に意識するようになり、それだけで歩く速度がアップし、階段も楽に上り下りができるようになってきました。


 本書は「ドリル」というタイトルですがいわゆるレッスン帳とは異なります。たくさんのレッスンを覚える必要はなく、日常生活の中で今すぐに取り入れられることが中心。読むだけでも「正しい立ち方、歩き方」が学べるので、ぜひ試してみてください。


【著者PROFILE】
後藤淳一

うごきのクリニック代表。一般社団法人日本ライフマイスター協会理事。慶應義塾大学医学部三四会競走部コーチ。トレーニング指導士。1982年よりパーソナルトレーナーとして、水泳・陸上競技などスポーツ選手のトレーニング指導・指導カリキュラムの作成、腰痛体操指導等、からだの動かし方や運動トレーニングの指導に携わる。スキー、水泳などの全日本クラスの選手を多数指導し、1998年に慶應義塾大学医学部競走部のコーチに就任。2004年から「0歳からのかけっこ教室」を主宰し、子どもの運動能力の開発にも力を注いでいる。また、介護予防として、正しい立ち方・歩き方の普及に努めている。