一番ざんねんないきものは人間だった!?  からだの「ざんねん」や「びっくり」を100ネタ以上紹介

スポーツ・科学

2019/2/14

『ざんねん? はんぱない! からだのなかのびっくり事典』(奈良信雄:監修、加納徳博:絵、こざきゆう:文/ポプラ社)

 お子さんがくしゃみをしているとき、「手で口をおさえなさい」と注意したことがあるお母さんは多いでしょう。でも、どうして口をおさえないといけないのか、答えられますか?

「つばが近くの人にかかるから」。それも正解ですが、実は、もっと人に迷惑なことがあるのです。

 それは、くしゃみ一発で、100万個以上もの細菌やウイルスが、3~5メートル先まで飛んでしまうから。しかも、その速度はなんと時速300キロ! これは新幹線なみの速さなのです。

 こう聞けば、お子さんも思わずびっくりして、くしゃみには気をつけてくれるようになるかもしれません(手をおさえない大人もいますから、そういう人にも教えてあげたいですね)。

 そんな人体にまつわる、驚きの話、ざんねんな話などを100ネタ以上集めたのが『ざんねん? はんぱない! からだのなかのびっくり事典』(ポプラ社)です。監修は、体についての著書も多い東京医科歯科大学名誉教授の奈良信雄先生。

 本書で紹介されているびっくりネタは、ほかにどのようなものがあるのか、少し紹介しましょう。

■目をつぶらないでくしゃみをすると、目が飛び出す!?

 まずは、冒頭と同じくくしゃみネタから。「ハクション」とやるたびに、あなたはいちいち目をつぶってしまうはず。どうしてかわかりますか?

 それは、ほほの筋肉が上に引っ張られるから。もし、目を開けたままくしゃみをすると、くしゃみの圧力で、目が飛び出してしまうかもしれないのです。

■甘いものを食べるとき、本当に〝別腹〟ができる

 満腹でも、スイーツを見たら、なぜか食べられちゃうことはありますね。よく、食べたさのあまり「別腹、別腹」なんて言い訳しながら食べてしまいがちですが、実は本当に別腹なのです。

 というのも、「どうしても食べたい!」と思うと、胃が動き出して、空きスペースがつくられるのです。このスペースが別腹の正体というわけです。

 本書にはほかにも、「体を洗いすぎると逆にくさくなる」「思いこみで病気が治る」などの雑学から、体を使ってできる楽しい実験、人間が耐えられる限界など、もりだくさん。

 体にまつわる話は日常生活にかかわりが深いだけに、疑問の宝庫でもあります。お子さんといっしょに、ぜひ、体のびっくりな世界にふれてみてください。

文=こざきゆう