女性誌『Marisol』の私服コーデが大反響! ベーシック派・ファッションエディターのおしゃれメソッドが書籍化

暮らし

2019/3/11

 アラフォー世代の女性ファッション誌『Marisol』や『LEE』(ともに集英社刊)での、実用的かつセンスある誌面作りに、読者と編集者からの支持も厚い、ファッションエディターの磯部安伽(いそべ・やすこ)さん。なかでも『Marisol』で紹介された、ベーシック服を基本とした彼女の私服コーデには、「真似したい」と、想像を超える反響が!

 彼女がこのたび上梓した『ファッションエディター磯部安伽のスマートクローゼット~ベーシック服で1年を賢く着回す29のメソッド~』(KADOKAWA)には、これまでの経験を活かしたおしゃれの真髄が、余すことなく詰まっている。

 掲載されているのは、大人の女性に似合う、ベーシック服を基本とした、あくまで日常の延長線上のリアルなコーディネート。しかしながら、シンプルななかにも、品があり、センスにあふれ、なにより、モデルとなっている彼女自身が輝いて見える。それはきっと、長年ファッション業界の第一線で活躍してきたなかで培われた知識とセンスが、この1冊にぎゅっと詰まっているからなのだろう。

 彼女が本書で提案しているのは、“スマートクローゼット”という考え方に基づく、着こなしメソッドだ。クローゼットをすっきりキープしつつも、いかに手持ちの服を寝かさずに、少ない数のなかで存分に生かして、上品かつセンスあるおしゃれを楽しむか―。
 本書にはそのためのメソッドが、季節ごとに紹介されている。

 例えば春のメソッドのひとつはこんなふう。

「バレエシューズは少しだけ派手がいい」
 バレエシューズはもともとがとても上品なデザインのため、シックなものを選ぶと地味になる。著者自身、シルバーやパイソンがヘビロテ率ナンバーワンなのだとか。ベーシックな黒も、「光沢感がある素材がおすすめ」と磯部さん。

 冬のメソッドもひとつ見てみよう。

「冬だって春夏服を寝かせない」
“スマートクローゼット”の真髄の1つに、「春夏秋冬、1年をつなげる」という意識がある。四季をそれぞれの点として捉えるのではなく、その点と点を結んで1年の季節を繋げて考えるのだ。その意識を大事にすると、冬服に、春夏服・アイテムをミックスさせることも、いたってセオリー通り。そうすることで、コーデに深みやニュアンスが生まれる効果があると磯部さんは言う。

 ほかにも、読み進めれば「なるほど」と納得のいく、著者のこれまでの経験に裏付けられたオリジナルメソッドが、頼もしい。

 派手な服も個性的なアイテムも、若さを武器に流行を楽しんだ10代、20代とは違い、30代、40代の大人のファッションは、なかなか難しいもの。体型も、顔つきも、あの頃とは違う。その違いを受け入れながら、これまでに経験した失敗を糧に、おしゃれを等身大で楽しむ方法を教えてくれるのが、この1冊だ。大人の女性の悩みに答えてくれるおしゃれ教科書としても、大人の女性の買い物指南書として、きっと大いに役立つことだろう。

文=遊馬里江