『まんぷく』カップヌードル制作秘話に、萬平(長谷川博己)が「天才すぎて怖いwww」の声!【第23週】

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公開日:2019/3/11

『NHK連続テレビ小説 まんぷく 下』(福田靖:作、田渕孝:ノベライズ/NHK出版)

 3月4日(月)~3月9日(土)にかけて、NHK連続テレビ小説『まんぷく』第23週「新商品!?」が放送された。この週で、発明家・立花萬平(長谷川博己)の「発想の着眼点がすごい!」とまたしても話題になっている。

 世界初の即席ラーメンを発明した日清食品創業者・安藤百福氏とその妻・安藤仁子氏をモデルに、知られざる波瀾万丈な人生を描いたNHK連続テレビ小説『まんぷく』。萬平と妻・福子(安藤サクラ)は、寝る間も惜しむような研究の末、栄養満点で美味しい即席ラーメン「まんぷくラーメン」の開発に成功。国内外ともに売り上げを順調に伸ばし続けてから11年が経ち、萬平は60歳、福子は50歳になった。

 萬平が軸になって立ち上げた即席ラーメン協会は350社を超え、人々の食生活に即席ラーメンはすっかり馴染んでいた。しかしまんぷくラーメンは、国内での需要や国外への輸出の成長がこれ以上伸びないだろうという頭打ちの状態。萬平は、「画期的な新商品を作りたい、主力商品まんぷくラーメンだけでは厳しい」と、現状に危機感を覚えていた。

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 そんな折、福子が萬平に思い出話をする。それは、「萬平や世良(桐谷健太)がアメリカに“どんぶりと箸さえあれば(即席ラーメンは)できる”とまんぷくラーメンを売りに行ったが、そもそもアメリカにはどんぶりも箸もなかった。困ったアメリカ人は、紙コップの中に麺を割って入れ、フォークで食べたのには驚いた」というほっこり笑える話。

 何気ないこの話で萬平は着想を得ると、翌日、さっそく若手社員を中心に新商品“まんぷくヌードル”開発チームを発足した。商品のウリは、ズバリ“最初から麺が容器に入っていること”。開発に伴って、容器・麺の太さ・スープの味を刷新することにしたが、一番の課題は容器だった。萬平の理想は、公園でも、野球場でも、歩きながらでも食べられるような、手に持ちやすくて遮熱性のあるものだ。

 萬平の旧友で、商社を経営している世良は「絶対に売れない、失敗する」と“まんぷくヌードル”を否定するが、萬平は、この発明が「日本人の生活習慣を変える画期的な発明」であると展望するのだった。

 ついにカップヌードル開発に突入した『まんぷく』。視聴者からは「カップヌードルの発明もいろいろあったんだね」「私たちが完成品を知っているからであって、当時の人たちには突飛な発想に見えたんだろうな」「今も紙コップ形だよね。萬平さん、天才すぎて怖いwww」「紙コップにフォークで食べるアメリカ人を見て、容器の着想を得たなんて」など、改めて萬平の閃きを称賛する声が続出した。

 果たして、萬平たちはどのように容器の素材を探し、実用化していくのか今週も見逃せない!