寝坊しても、ごはんがなくても! 10分で完成するおいしいべんとうレシピ【作ってみた】

食・料理

2019/3/26

『ほぼ10分べんとう 266』(市瀬悦子/主婦の友社)

 家族のべんとう作りは、世の主婦にとって大きな負担…。おいしいべんとうを食べてはもらいたいけれど、手の込んだおかずを毎日早起きして作り続けようとすると、限界がきてしまいます。

 そんな悩みを抱えている主婦たちの強い味方になってくれるのが『ほぼ10分べんとう 266』(市瀬悦子/主婦の友社)。本書は、毎朝ほぼ10分で作れる簡単なべんとうレシピを多数紹介。作り置きが苦手な方やごはんを炊き忘れてしまった朝でもおいしいべんとうを家族に持たせてあげられるよう、工夫されています。

 今回は、本書に掲載されているレシピの中から「きのこ煮込みハンバーグ」、「焼きそばナポリタンべんとう」、「きのこ入りハッシュドビーフ」の3品を実際に作ってみました。

■市販のソースでおいしいハンバーグべんとうを

 最初にチャレンジしたのは、ボリューム的にも大満足できる「きのこ煮込みハンバーグ」。

 こちらは肉だねを前日にあらかじめ作っておくのがポイント。その際は玉ねぎをレンジで温めると、時短になります。

 本レシピの凄いところは市販のソースを使い、朝に肉だねを焼くだけで豪華なべんとうが完成してしまう点。ハンバーグと一緒に煮込むしめじも、あらかじめ切り分けられているものを選べば、さらに調理が楽ちんになります。筆者が実際に作ったときは煮込み時間も合わせ、わずか9分で完成させることができました。

筆者が調理し、わずか9分で完成した「きのこ煮込みハンバーグ」

 肉だねにパン粉やマヨネーズが入れてあるため、冷めても箸がすんなりと入るほど柔らかいのもうれしいポイント。蓋を開けた瞬間、ボリューム感にわくわくさせられてしまうこのべんとうは、体力仕事をしている旦那さんや育ちざかりのお子さんにもぴったりです。

■中華蒸し麺でナポリタンを作ろう!

 うっかりごはんを炊き忘れてしまった朝は、麺を思いっきり活用した「めんべんとう」にチャレンジ! 中でもおすすめなのが、パスタを茹でる手間を斬新な発想でなくした「焼きそばナポリタンべんとう」。焼きそばを作るときに使う中華蒸し麺を使って、ナポリタンを作っちゃいます。

 玉ねぎやピーマンなどの野菜もしっかり摂れるこのべんとうは、栄養バランスがばっちり。実際に作ってみると、焼きそばのもっちり感と野菜のシャキシャキ感が見事にマッチし、ペロリと平らげられてしまう一品でした。

筆者が調理した場合は、ジャスト10分で完成! 「焼きそばナポリタンべんとう」

 筆者が作った時は、ジャスト10分で完成。余裕がない朝はもちろん、仕事が長引いてしまったときの夕食としても役立ってくれるように思えます。

 ちなみに、冷めた時に麺がくっつかないようにするには、具材をしっかりと麺に絡めたり、少し余裕を持って容器に詰めたりするのがポイント。

 パスタとはまた違った、どこか懐かしい感覚がする焼きそばナポリタンは童心を思い起こさせてもくれるはずです。

■面倒な時は一品料理をべんとうに

 どうしてもべんとうを作る気が起きない…。世の主婦たちは、そんな朝でも気力を振り絞り、べんとう作りに励んでいるはず。しかし、大切な家族のためとはいえ、心身が疲れているとさまざまな具材を詰めることが面倒に感じられてしまいます。こうした時は一品料理を活用させ、肩にのし掛かった重荷を減らしてみませんか?

 例えば、「きのこ入りハッシュドビーフ」なら、ごはんにかけるだけで立派なべんとうが完成。

 こちらは、具材とソースを用意したら、後は5分煮込むだけというお手軽さがありがたい一品。筆者がチャレンジした時は、8分程度で作り終えることができました。

筆者のチャレンジでは、8分程度で完成! 「きのこ入りハッシュドビーフ」

 このべんとうの醍醐味は濃厚なソースが味わえる半面、トマトの酸味も楽しめるところにあります。しめじの歯ごたえもほどよく、どんどん食が進んでしまうでしょう。おいしいのに手抜きに見えないところが嬉しい一品。たまにはこんな一点突破型を投入することこそが、毎日続ける秘訣なんだと実感しました。

 毎日のべんとう作りのハードルをぐっとさげてくれる本書は、まさに忙しい朝の救世主になってくれます。作中には下味つけおかずだけでなく、加工品で作れるお手軽おかずも収録されているので、そちらも要チェック。これを機に、憂鬱なことも多いべんとう作りから解放されてみてください。

文=古川諭香