頭のいい女、我慢強い女が幸せになるには? 行動力で恋愛のきっかけを引き寄せよ!

暮らし

更新日:2019/5/13

『ハッピーエンドを前提として この世は頭のいい女、がまん強い女ほど幸せになりにくいように仕組まれている』(ウイ/KADOKAWA)

 今、あらゆる場面で「正解のない時代」という言葉が聞かれます。これまでにない少子高齢化社会を迎え、既存の考えでは解決できない問題があちこちで噴出。大学受験でも来年度より記述式の問題が増え、マークシートで選択するような問題が減るそうです。

 そして正解がない時代なのは、「恋愛・結婚」でも同様です。

 勉強して大きい会社に入って、良い人と出会って、プロポーズを受けて、結婚式を挙げる。子どもを授かり、家を買う…。

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 こんなテンプレートは、はるか昔に通用しなくなりました。しかし誰も恋愛のアップデート版を教えてはくれません。時代の変化にとまどっている「普通」の女性を尻目に、垂れ目メイク・涙袋の強調・カラコンで黒目補正・上目使いで「私、酔っちゃったかも」なんてのたまう、あざとい女子があっという間に男性を「お持ち帰り」しています。

 美人でもなく、あざとい女子にもなれない私たちに恋人や結婚はもはや贅沢?

■「出会い」を「もの」にしていない

 いえ、そんなことはありません。物わかりの良い「普通」の女性でもステキな恋愛をして幸せな家庭を築くことができます。

 人気ブロガー・ウイさんをご存じでしょうか。月間100万PVを稼ぐ彼のブログでは、諦めが早く、物わかりがいい、賢い女性でも恋愛できる方法を指南しています。

 例えば、恋人がいない人の常套句「出会いがない」。これは真っ赤なウソだとウイさんは語っています。「出会い」は毎日、どこででも、絶え間なく起こっているのです。でもそれを逃しているのは、あなた自身。

「出会い」を「もの」にするかしないかは、あなたの「行動」にかかっているのです。では、恋愛のプロたちはどうやって「出会い」を確保するのでしょうか。以下は、ブログが書籍化された『ハッピーエンドを前提として この世は頭のいい女、がまん強い女ほど幸せになりにくいように仕組まれている』(KADOKAWA)よりご紹介します。

■気になる男性をわざとエレベーターで挟む!

 ウイさんの知り合いの女性は、会社に気になる男性がいます。けれどもお近づきになるきっかけがありませんでした。そこで彼女はエレベーターである小芝居をします。「わざと」開閉ボタンを押し間違えたフリをして、男性を扉に挟んだのです。

 以下はそのときの会話です。

女「ああ!! すみません!! ホタンを押し間違えちゃって」
男「いえいえ、大丈夫ですよ」
女「あ、でもスーツが汚れて……」
男「あ、本当ですね。でも気にしないでください」
女「いえ、そういうわけにはいきません。たまにエレベーターでご一緒になりますよね? よければお名前と連絡先を教えてください」

 なんとこれで連絡先をゲットできたそうです。またさらに同じ女性は、こんなテクも使ったそうです。

「かっこいい人と目があったら思い切って手を振る。そしたら『なんですか?』って声をかけてくるので『ごめんなさい、今日コンタクトをしていなくて、知り合いと間違えました』って言えば連絡先くらいは簡単に手に入るぜ」

■既に知っている人と「出会う」

 何を言っているの? そんなことをしても喜ばれるのは、美人だけでしょう。

 否定したくなる気持ちはわかります。でも、美人じゃないからこそ行動に移さなければ、何も始まりません。

 ウイさんは、くり返し同書のなかで「行動」することを訴えています。私たちは「運命の出会い」という妄想に取り憑かれているのです。朝、パンをくわえて曲がり角でぶつかる。本屋で同じ本を手に取ろうと、手が触れあう。ヤンキーに絡まれているところを助けてもらう。

 そんな「運命の出会い」なんて「まずない」のです。だったら行動あるのみ。

 また「出会い」は新しい人だけに限りません。いつも顔を合わせている会社の人、幼なじみ、学生時代の知り合いにもいるのです。ウイさんは「同じ人に何度も出会う」ことも必要だと言います。

“今はなんとも思っていない人でも、その人をより深く知ることで意外な一面を発見するかもしれません。そしたら何かが変わるかもしれません。〈私はこの人と充分出会っているのかな〉という気持ちで周囲の人のことを、もっと知ってください。これも立派な出会いです”

■歳を重ねると出会いは減る

 コンパ、街コン、SNS、フェス友人からの誘い……。10代、20代前半には、黙っていても周囲に人がいて、友達ができました。でも、年齢を重ねれば重ねるほど「自分から」会いにいかないと出会いはないのです。

 でも、先ほどのエレベーターやコンタクトの例はあまりに過激かもしれません。でも安心してください。ウイさんの書籍のなかには、自身の見聞きしてきた大量の恋愛テクが紹介されています。

 ウイさん自身も36歳独身。でも恋愛を諦めていません。あなたにも「遅すぎる」なんてことはありません。自分に合うテクを学び行動を起こしましょう。先ほどの女性は言っています。

「あたしゃね、美人じゃねぇんだから、自分から出会いにいかなきゃ一生結婚できねぇ」

 これは、まさに私たちのことでは? ウイさんの言葉は、恋愛に奥手のあなたの背中をきっと押してくれるはずです。

文=武藤徉子