人の話を聞くと疲れちゃう人に朗報! 精神科医お墨付きの“聴く技術”とは?

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更新日:2020/5/11

『やっぱり、それでいい。』(細川貂々、水島広子/創元社)

 突然だが、あなたは友達や家族の愚痴や悩みを聞いた後、ぐったりと疲れてしまってはいないだろうか。心優しい人ほど、困っている人を見過ごせず「なんとか力になれないか」と頑張ってしまう。しかし、何度も同じことが繰り返されると苛立ちやストレスを抱えてしまい、相手との関係が悪くなってしまう。

 そんな悩みは『やっぱり、それでいい。』(細川貂々、水島広子/創元社)を参考にし、“話の聴き方”を変えるだけでスッキリと解決できる。ネガティブ思考な著者・細川さんの体験を描いた本作は、お互いが幸せになれる話の聴き方を伝授してくれる1冊だ。

 細川さんは長年、自分の心の中に住み着いていた“ネガティブ思考クイーン”に振り回され続けていたが、精神科医の水島広子さんと出会い、考え方を変えることができた。その過程をまとめた『それでいい』(創元社)はシリーズ6万部突破するほどの人気作に。

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 そして、「それでいい」と思え、自分と上手く付き合えるようになった細川さんは外の世界と向き合ってみたくなり、再び水島先生のもとを訪ね、人との上手な付き合い方を学ぶことにし、本作を完成させた。

■人と関わる上で一番大切なのは人の話を「聴く」こと

 人と関わる上で一番大切なこと。それは人の顔色を窺うことや気を使うことではなく、実は人の話を「聴く」こと。水島先生によれば、人の話を「聞く」ではなく「聴く」ようにすると、相手と良い関係を育みやすくなるのだという。では、人の話を「聴く」にはどうすればいいのだろうか。

 私たちは大切な人から深刻な話を打ち明けられると、「相手のために何ができるだろう」という想いが強くなる。しかし、こうした聞き方をしていると、自分も相手もストレスを溜めこんでしまう可能性が高い。

 私たちはひとりひとり価値観が違う。そのため、アドバイスをされても受け入れることができなかったり、良かれと思ってしたアドバイスを受け入れてもらえなかったりするとモヤモヤしてしまう。そうした不満が積み重なっていくと、人間関係にヒビが入る。

 そんな状況を招かないためには頭の中の雑念を取り除きながら「今」という瞬間に集中し、相手の話に耳を傾けていくのがポイント。相談をされた時こそ「何ができるか」と考えず、相手の話を無条件に受け止めていく必要があるのだ。

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