テレビでも大活躍! 家政婦makoさんの超速ワザが詰まった時短献立のレシピ本

食・料理

2019/9/19

『予約のとれない家政婦makoの超速!3品ごはん』(mako/学研プラス)

 ネットでも、「夫にとんかつでいいよとか言われてキレそう」というような話題が後を絶たないように、毎日料理をするというのは、料理をしない人が思っている「料理」の何倍も手間がかかる大変なこと。毎日同じものを作るわけにはいかないし、食材も買いにいかないといけないし、当然作るのだって手間も時間もかかる。料理は、栄養とボリュームとコストと手間と戦いながら生み出されているものだ。さらに食べ終わったら後片付けも待っている。揚げ物をすれば油の処理だって面倒くさい。

 そんな日々の料理の手間を少しでも省き、ラクにしようというのは決して悪いことではない。むしろ知恵だ。そこで活用したいのが、この『予約のとれない家政婦makoの超速!3品ごはん』(mako/学研プラス)の時短術。本書はテレビ等でも大人気の話題の家政婦makoさんが、彼女の持つ超速ワザの段取りをそっくりそのままマネできるとてもためになるレシピ本。ポリ袋や炊飯器、電子レンジ、トースター、調理ばさみ、カット野菜などを駆使して、あっという間に1食分の献立を作り上げる技術は、身につけて損はないはず。そこで早速、献立ごと真似してみた。

■「炒めない八宝菜献立」(P.34~37)

 1つ目は、湯煎で作る八宝菜を中心とした「炒めない八宝菜献立」。

○八宝菜:耐熱温度100℃~110℃の高密度ポリエチレンのポリ袋に八宝菜の材料【キャベツミックス、うずらの卵(水煮)、豚薄切り肉、シーフードミックス、鶏がらスープの素、醤油、オイスターソース、水、片栗粉】をすべて入れてよく混ぜ、空気を抜いてしばる。あ次に、フライパンの鍋底に耐熱皿をしき、水を張って沸騰させる。そこに先述のポリ袋を入れて15分ほど加熱すれば完成。

○豆苗の中華和え:八宝菜と同じく耐熱温度100℃~110℃の高密度ポリエチレンのポリ袋に材料である豆苗、いりごま、酢、醤油、砂糖、ごま油をすべて入れて空気を抜いてしばり、フライパンで湯煎する。この時、八宝菜と同時に湯煎すると時短に繋がる。

○わかめスープ:鍋に乾燥わかめ、はさみでカットしたニラ、鶏がらスープの素、水、ごま油を入れて沸騰させる。

 八宝菜も中華和えも、炒めることなく作ったとは思えないほど味がしっかりと絡み、本格的な仕上がり。密封して作ることで味しみもよく、水分が逃げないのでしっとりとしていておいしい…! ポリ袋を使用すると面倒な洗い物の手間が大幅にカットできるので、食後の洗い物のことを考えて憂鬱になることもないのが非常にありがたい。スープも少ない材料でささっと作れるため朝食にも重宝しそう。ポリ袋は、ここ最近人気急上昇中の「アイラップ」を使用した(耐熱温度120℃以下)。

■「トースター唐揚げ献立」(P.44~P.47)

 お次はトースターでこんがりおいしい唐揚げがメインの「トースター唐揚げ献立」。

○トースター唐揚げ:ポリ袋に鶏もも肉、醤油、酒、にんにくと生姜のすりおろし、塩こしょうを入れてよく揉み込む。片栗粉をまぶしてアルミホイルをしいた天板に載せ、ごま油をスプーンでまんべんなくかけてオーブントースターで10分焼く。

○キャベツとツナのサラダ:唐揚げを焼いている間に、ポリ袋にキャベツの千切り、ツナ缶、レモン汁、塩、黒こしょう、オリーブオイルを入れてよく混ぜておく。

○コーンスープ:鍋にコーン缶(汁ごと)、豆乳、コンソメを入れ、沸騰したら水溶き片栗粉を加えてとろみをつける。

 トースターは高温で焼きつけてくれるため、油で揚げなくても揚げたものと遜色ないくらいにカリッと香ばしい唐揚げが完成した。油の量も圧倒的に少なくて済むので経済的で、しかも洗い物も出ないとなれば、もう唐揚げはトースターでいいのでは? とさえ思えてくる。サラダもレモンが効いていてさっぱりとしていて、唐揚げとよく合う…! コーンスープは、筆者は普段ゆるめのホワイトソースを作ってそこにコーン缶を投入するのだが、豆乳と片栗粉を使用することでそんな手間をかけなくてもトロッと濃厚に仕上がり、ほとんど物足りなさを感じなかった。すごい!

 どの献立も湯煎やトースターを活用することで同時進行で最速でできる手順も書いてあるので、無理なく複数のおかずを調理でき、さらに無駄な調理器具を使わないことで洗い物の手間も極限まで減らしている。たまにしか料理をしない、もしくはまったく料理をしない人は「そこまでしなくても…」と思うかもしれないが、毎日料理をする人にとって、この時短と手間の少なさは非常に大きい。

 日々料理に追われている人に、ぜひこの『予約のとれない家政婦makoの超速!3品ごはん』で無理しない料理を知ってほしい。

調理、文=きこなび(月乃雫)