発達障害の子が「学校なんかつらいだけ…」と悩まなくなる! 工夫とヒントを紹介する『発達障害 僕にはイラつく理由がある!』

出産・子育て

2019/10/6

『発達障害 僕にはイラつく理由がある!(こころライブラリー)』(かなしろにゃんこ。:著、前川あさ美:監修・解説/講談社)

「人の気持ちがわからない」「すぐパニックになる」「急に怒りだす」「整理整頓が苦手」…発達障害の子どものこんな行動は、家庭内だけでなく、ときには学校生活に支障をきたしてしまうことも。

 親や大人としては、「お願いだから、問題を起こさずに、とりあえずおとなしくしておいて」といいたいところですが、『発達障害 僕にはイラつく理由がある!(こころライブラリー)』(かなしろにゃんこ。:著、前川あさ美:監修・解説/講談社)によると、発達障害の子どもが問題行動をくり返す背景には、「自分のことを守りたい」という深い理由があるそうです。

 本書は、発達障害についてイラスト解説やストーリー漫画を交えて、問題解決のヒントをわかりやすく紹介する1冊。語り手は、現在20歳になった息子とその母親。成長した今だからこそ語ることができる「当事者の気持ち」に、まず耳を傾けてみましょう。ADHDと軽い自閉症スペクトラム障害のあるリュウ太くんの小学校生活をふり返ってみると――

 発達障害の子どもが問題を起こしてしまうのは、悪意からではありません。本人には本人なりの理由があるので、行動の理由に耳を傾ける環境をつくってあげることも必要でしょう。また、周囲の刺激(大きい音やまぶしさなど)がイライラを引き起こす原因になってしまうことも。そんなマイナス要素を取り除くために、親や大人たちはどんな工夫をしてあげることができるのでしょうか? 専門家の解説によると――

 それでは、発達障害の子どもが学校生活を落ち着いて過ごせるようになるための「工夫とヒント」をおさらいしてみましょう。

 本書では、このほかにも、発達障害の子どもも大人も一人の人間として生活するために大切な工夫を多数紹介しています。親は「怒ってばかりではいけない」「ほめて育てなくては」と頭では理解していても、問題行動を起こす子どもを目の前にすると、ついイライラしてしまうことがあるかもしれません。

 長い目で気長に子どもの変化と成長を見守りたい…そう願う多くの人の心の支えにこの1冊がなってくれるはずです。