「私に似合う」「かわいい」が必ず見つかる! 定番ヘアアレンジはおくれ毛と前髪でこなれ見せ!

健康・美容

公開日:2019/11/2

『似合うが見つかる ヘアアレンジの法則』(佐々木拓巳/池田書店)

 デートの日やここぞという勝負の日には、いつもと違った自分になりたいという気持ちに駆られる。少しでも「かわいい」「素敵」と思われたくて、美容院でカラーやカットをしてもらい、フルメイクとトレンドの服をまとって待ち合わせの場所に臨む女性は多いだろう。

 でも、メイクや洋服で印象を変えるには、テクニックや出費が必要不可欠。美容院でのイメチェンは、施術当日や翌朝の鏡の前での感動がピーク…。いつもの自分にプラスαの「かわいい」を足すのは、結構難しい。そんな歯がゆい思いをしている方は、ぜひ「ヘアアレンジ」を覚えて「私」をアップデートしてみてはどうだろう。

 ヘアアレンジには難しいテクニックが必要で、もともとかわいい人やオシャレに敏感な人だけができることのようにためらってしまうかもしれない。「自分に何が似合うか分からない」「不器用だから…」と、二の足を踏んでしまうこともあるだろう。だが、そんな私たちの心強い味方が、『似合うが見つかる ヘアアレンジの法則』(佐々木拓巳/池田書店)。この本を手に取れば、今までのイメージが180度変わるはず。

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 著者の佐々木さんは東京・自由が丘にあるトータルビューティーサロン「TRENCH jiyugaoka」のトップスタイリスト。「アレンジに似合うヘア」をテーマに、ヘアアレンジをした際に、さらにかわいくなれるヘアを日々提案中。佐々木さんが教えてくれるヘアアレンジには、こなれ感や抜け感がある。「野暮ったい」「垢抜けない」「頑張り過ぎ」といった、ヘアアレンジの「あるあるNG」を解決してくれるのだ。

 ヘアアレンジは最も身近なイメチェン法。やればやるほど毎日違う自分に出会うことができるし、お気に入りのカラーやカットの良さをプラスαで引き出してもくれる。自分に似合う髪型、そして自分史上最高にかわいい私を、ヘアアレンジの法則を学ぶことで手に入れられるのだ。

■かわいい私になるには「顔周りの髪」をアレンジしよう

 オシャレな人には、抜け感やこなれ感が漂っているもの。そうしたものはメイクやファッションなどをぬかりなくカバーしていないと手に入らないように思えるが、ムリに全力投球しなくてもヘアにさえ気を配っていれば、こなれ感や抜け感はちゃんと出せるそう。

 オシャレ見えさせるには、まず髪の分け目と顔周りの髪の作り方を意識。特に、顔周りは「前髪」と髪を結んだ時に自然に落ちてくる「おくれ毛」によって作られており、この2つを重視すると印象をガラっと変えることができる。

 本書では抜け感をプラスしてくれるおくれ毛やかわいい前髪の作り方を、写真付きで詳しく丁寧に解説。例えば、一番簡単なひとつ結びもおくれ毛の魅力を際立たせればぐっと格上げスタイルに。

 ひとつのヘアアレンジに違和感があるとそのスタイルを避けるようになってしまうものだが、佐々木さんは似合わないと思っていたアレンジも結ぶ位置を変えたり一工夫すれば、似合うスタイルになるという。

 本書で紹介されているのはひとつ結びやみつ編み、ハーフアップ、シニヨンという基本のヘアアレンジなので、チャレンジしやすい。あなたもきっと、「これならできそう!」と思えるヘアアレンジに出会えるはずだ。

■「かわいい」への近道は自分の骨格を知ること

 自分に似合うヘアアレンジにチャレンジするには、まず骨格をセルフチェックすることから。

 例えば、日本人に一番多いと言われている面長さんタイプなら、前髪の横幅を広めに取り、おくれ毛を顎と口の間の長さにするのがポイント。

 あなたに似合った最適なおくれ毛や前髪は、あなたの魅力を引き立ててくれる。

 なお、本書ではヘアアレンジだけでなく、正しいシャンプーの仕方や肌のハリツヤがアップする頭皮マッサージ法など、髪に関する毎日のケアについても多くを学ぶことができる。トップスタイリストが伝授する美髪の作り方は必見だ。

 誰でもかわいいと言われるとうれしいのに、忙しい女性にとって「かわいく見せること」は億劫になったり重荷に感じたりすることもあるかもしれない。でも、自宅で手軽にできるヘアアレンジなら負担なく、かわいさを追求できる。ぜひ鏡を見てトライ&エラーを繰り返しながら「自分に似合う」を発見し、史上最高にかわいい「私」になってみてほしい。

文=古川諭香