『男子ごはん』栗原心平の“たまごはん”。食卓の定番食材「たまご」の可能性を探る47の簡単レシピ【作ってみた】

暮らし

2020/1/12

『栗原心平のたまごはん』(栗原心平/山と渓谷社)

 黄身がとろーっとあふれ出す目玉焼きや、甘め・しょっぱめなど家庭の味が出やすいたまご焼き。野菜嫌いの子どもでも大好きな具だくさんオムレツなど、私たちの食卓に欠かせない「たまご」。ほかほかのごはんや納豆に落とせば、生でもおいしいですよね!

 冷蔵庫にあると何かと心強い「たまご」の可能性を探り、最大限に引き出したレシピ本が『栗原心平のたまごはん』(山と渓谷社)。著者の栗原心平さんは料理番組『男子ごはん』(テレビ東京系列)でお馴染みの料理人です。

 本書は基本の目玉焼きからはじまり、なめらかシルキーなオムレツ、たまチリや天津飯などの中華系、ゆでたまごレシピ、たまご焼き、スープ、ごはんものなど、47品のたまご料理が紹介されています。新たな「たまご料理」を発見・堪能するべく、さっそく筆者も作ってみました!

ベーコンチーズオムレツ(pp.46~47)

 塩っ気のあるベーコンと、とろ~り濃厚なチーズ、そしてふんわり“たまご”のゴールデントリオのオムレツレシピ。朝食はもちろん、休日のブランチにもぴったりのたまご料理です。

 作り方は油を熱したフライパンで粗みじん切りにしたベーコンとにんにくを炒め、そこによく混ぜ合わせたたまご、生クリーム、ピザ用チーズなどを投入し、プレーンオムレツを作るように焼きます。焼けたら耐熱皿に盛り、ピザ用チーズをのせてオーブンやトースターで焼き、表面のチーズが溶ければ完成。

 チーズとたまごが溶け合ったオムレツはケチャップもソースも不要! 濃厚チーズとたまごのやさしい味わいが絶妙にマッチして、中からゴロゴロ出てくるベーコンがいいアクセントに。

 たまごは火の通りが早く、最初は好みの焼き加減で作るのが難しいかも…。本書のプレーンオムレツの作り方を参考に、ぜひ自分史上最高のオムレツを研究してみてください。

たまごのたまごスープ(pp.114~115)

 溶きたまごと半熟ゆでたまごを使った「たまご尽くし」の一品。疲れた心とカラダをホッとさせてくれる温かなとろみ系スープです。

 作り方はかつお出汁ベースのスープを作り、片栗粉でとろみをつけます。そこに溶きたまごを回し入れ、白いりごまと青ねぎを加えます。器にスープを注ぎ、あらかじめ作っておいた半熟のゆでたまごを落として出来上がり。

 とろみ強めのスープは体調不良や胃が弱っているときにも食欲をそそるやさしい味付け。ゆでたまごを割るとあふれ出す黄身の濃厚な舌触りで、溶きたまごだけのスープとは一味違います。まさに「たまご」を飲むスープ!

 寒い季節には、すりおろした生姜を足してもよさそう。暴飲暴食をした翌日や風邪のときなど、ここぞというときに活躍するたまご料理です。

白菜たまご丼(pp.122~123)

 シャキシャキ歯ごたえの白菜と、軽く溶きほぐしたたまごがメインの丼ぶりメニュー。シンプルで簡単、しかも経済的でうれしい一品です。

 作り方はフライパンにごま油を熱し、千切り生姜を炒めます。そこに細切りにした白菜を入れ、しんなりしてきたら鶏がらスープの素、水、片栗粉などの調味料を加えます。軽く溶きほぐしたたまごを回し入れ、半熟ぐらいの状態で火を止め、ごはんをよそった丼にかけます。仕上げに白いりごまをふって完成。

 存在感のある食材といえば、白菜だけ…と思いきや、最後に回し入れた溶きたまごが具材の一体感を強め、お肉がなくても十分な食べ応えに!「たまごがあれば、ごはんは進む」ということを見事に証明してくれるどんぶりメニューです。

 調理方法や焼き加減によって、さまざまな表情をみせてくれる「たまご」。いつでも手に入りやすく、私たちの食生活に欠かせません。

 たまご料理の可能性を最大限に引き出す『栗原心平のたまごはん』。さっそく冷蔵庫でスタンバイ中のたまごを、とびっきりおいしい料理に変身させてみてはいかがでしょうか。

調理・文=ひがしあや