大人にも効く! 小学生が活用する「スピード学習術」

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2020/2/19

『小学校の総復習が7日間でできる本』(監修:陰山英男/KADOKAWA)

『小学校の総復習が7日間でできる本』(KADOKAWA)が2020年1月18日(土)に発売された。

「百ます計算」を普及させた陰山英男監修の元、小学校5教科の本当に大事なところを効率的かつ効果的に総復習できるように構成されている。

 この本は、小学校6年生がスピーディにおさらいするための書籍ではあるが、この本で取り上げられている、大人の学びにも通用する学習法を紹介する。

①問題の形式には、向き・不向きがある

 陰山氏いわく、多くのテストでは、難易度をあげるために「バラバラの形式」で出題するが、この本は違うという。学習の進度、目的によっては、問題の形式に一貫性を持たせていることが大事だという。

●出題形式がバラバラな例
問1「~を書きなさい」
問2「ア~エから1つ選びなさい」
問3「間違っているものを、ア~エから選びなさい」
問4「~~の図をふまえて、~とは何か答えなさい」
問5「~~について、~~字以内で説明しなさい」

●出題形式に一貫性がある例
問1「ア~エから1つ選びなさい」
問2「ア~エから1つ選びなさい」
問3「ア~エから1つ選びなさい」
問4「ア~エから1つ選びなさい」
問5「ア~エから1つ選びなさい」

 学力をはかる、差をつけるという意味では、前者のこのようなテスト形式もいいのだが、「大事な部分を復習する」「大きなモレなく、確実に80点をとれるようにする」ためには、「贅肉をそぎ落とした形式」での学習が最も効果的だという。

 問題形式をひねったり、複雑にしたりすることで難度をあげることができるが、「本当に大事なところをおさらいする」ときには、そういった「ノイズ」をなくしていくことも大事だという。

 これはあくまで一例だが、みなさんも学習する際に、現在の自分の段階にはどういった学習法、教材が適しているか、考えてみてはいかがだろうか。

②基本をざっと復習してから取り組む

 復習を行う際は、復習をするまえに、基本的な事項をざっと頭に入れてから復習をすると、効率があがるという。

 たとえば、数学でいえば絶対に使う公式、英語でいえば英単語、社会科でいえば頻出の語句やテーマといった、必須知識を学ばないままに復習を進めても、効率がよくない。

 基礎がないのに、その上に無理やり応用をのっけようとすると、基礎が固まっていないので崩れてしまうのだ。

 暗中模索、やみくもに進めると効率がよくない。ざっとでもいいので、要点をまず押さえてから、本格的な学習に取り組んでみるといいだろう。

③応用と基礎のリンクを理解して、理解を深める

『小学校の総復習が7日間でできる本』では、小学校で学んだ内容と、中学校で学ぶ内容がどのようにかかわってくるのか、解説している。

 大人の勉強でも、基礎をまず押さえたうえで、「なぜ、これが応用分野・ほかの分野で必要なのか」などまで学べると、「腑に落ちる」ことが多くならないだろうか。

 算数の割合の計算は、中学校以上の数学でも重要なうえ、理科の水溶液の濃度計算では必出だ。

 それぞれの学習の段階、内容にもよるが、「応用と基礎のリンクを意識した教材・参考書」だと、より効果的になるだろう。

 小学生のお子さんがいらしたり、お子さんや自分が小学校の算数がわかっていないな…と思っていたりしたら、ぜひ本書に挑戦してみてはいかがだろうか。