「なぜクズ男はモテるのか」――恋愛拗らせツイートで大人気の自称‟メンヘラ”女子による恋愛バイブル

恋愛・結婚

2020/7/15

『1つの恋愛で必ず誰か傷つくならあなたのこと傷つけてもいいよね?』(羅生門の老婆/KADOKAWA)

「彼氏に寄ってくる女全員死んで~~! 彼氏が女と笑ってるだけで死ぬほど嫉妬するし私以外見んな よそ見してんじゃねえ ぶっ飛ばすぞってなる」

「彼氏って当たり前に抱きつけるし 当たり前に甘えられるし 当たり前に甘やかしてくれるし 当たり前に心配してくれるし 当たり前に『好き』って言い放題だし 当たり前に私のものだけど 何で当たり前に彼氏いないんだろ?」

 Twitterで独自の恋愛観をつぶやき、8万人以上のフォロワーを集めている羅生門の老婆(@Roooba_hakumAi)。自らを“メンヘラ”と称する彼女がつむぐ言葉は、冒頭の通り少々過激なものから切ないものまで、恋する女子の胸中を赤裸々に吐き出すものばかりだ。誰に遠慮するでもなく素直な気持ちを打ち明けるその姿勢が、多くの女性たちの共感を呼んでいることは間違いない。

 そんな羅生門の老婆による初書籍『1つの恋愛で必ず誰か傷つくならあなたのこと傷つけてもいいよね?』(KADOKAWA)では、「クソみたいな男とクソみたいな恋愛ばかりしてきた」という彼女自身の経験から編み出した恋愛論がつづられている。その中から「なぜクズ男はモテるのか」を紹介したい。

「なぜあんなひどい男と付き合っているの?」そう言ったこと、言われたこと、経験がある人も少なくないだろう。その理由と、最後にそえられたアドバイスにドキッとする人もいるかもしれない。

 優しくてかっこいい王子様みたいな男がモテるのは、そりゃ理由は「王子様みたいだから」なのですが、なぜかその真逆のクズ男がモテている事実。そして、クズ男に沼ってメンブレする女子が多く存在する事実。一見ミステリーのようで理由は単純明快です。

 まず、愛情の押し引きが絶妙にうまいこと。最初は優しくしておいて、この人は自分のことをもう好きだって思った途端、冷たくなったりそっけなくなったりする。ですが、最初の優しさの時点でこちらのハートはガッツリつかまれているので、今さら引き返せなくなる。「冷たくされないためには?」と考えるようになる。クズ男の優しさを求めて尽くしに尽くしまくるようになる。そういう愛情を欲する悪循環が生まれるのです。

 そして、他の男と比べて刺激的で「経験したことがない」が詰まっていること。いつ壊れるかも分からない不安定な関係性の中で愛をささやくし、もちろんたくさんの女性を相手にしてきているのでこちらの扱い方も慣れており、こちらが喜ぶことを当たり前にさらっとやってくるんです。ここで周りの「ただ優しくて安定的な男」との差別化が生まれ、クズ男に対して特別感を抱いてしまいます。

 つまり、クズ男は「非日常」を味わわせてくれる、退屈な人生のとっておきのスパイスなのです。見たことのない世界を見せてくれる。他の男にはない優しさ。だけど求めたときにはいない。だからもっと欲しくなって気付いたときにはクズ男の都合のいい自分が生まれてしまう。

 クズ男と関係を続けていくのは、スリルを味わえる分、自分を失うリスクと覚悟が必要なのです。

文=Rum

【著者プロフィール】
羅生門の老婆 恋愛を拗らせ続け、失恋でどん底を何回も経験している女子。ツイッターフォロワー8万人以上。たくさんの失恋を経てこその恋愛ツイートや、メンヘラ女子に突き刺さる辛口ツイートが人気。 Twitter:@Roooba_hakumAi

この記事で紹介した書籍ほか

1つの恋愛で必ず誰か傷つくならあなたのこと傷つけてもいいよね?

著:
出版社:
KADOKAWA
発売日:
ISBN:
9784040646039