「半沢直樹」オネエ黒崎無双で視聴者大歓喜! 「体感たった5分!?」の第3話を振り返る

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公開日:2020/8/8

『日曜劇場半沢直樹 公式ブック』(講談社)

 俳優の堺雅人が主演を務めるドラマ「半沢直樹」(TBS系)の第3話が8月2日に放送された。“あの名物キャラ”の再登場とジェットコースター展開により、「体感5分だった」など絶賛の声が相次いでいる。
 
 第3話では、IT会社「スパイラル」とアドバイザー契約を結んだ「東京セントラル証券」の半沢直樹が、IT企業「電脳雑伎集団」からの買収を防ごうと奔走する。「電脳」と手を組んでいる「東京中央銀行」は卑劣な手で「スパイラル」買収を進め、そんな「スパイラル」の前に救世主として手を出し伸べてきたIT企業「フォックス」も実は敵だったという大ピンチの状態。そこで半沢は、「フォックス」を“逆買収”するという破天荒かつ一発逆転を狙った計画を企てる。

オネエ口調の黒崎がついに登場、片岡愛之助の怪演が…!

 そんなある日、突然、セントラル証券に証券取引等監視委員会が立ち入り検査にやってくる。半沢の目の前に現れたのは、なんと前シーズンでも登場した黒崎駿一(片岡愛之助)。「あなたは金融庁の銀行検査官のはず…」と動揺する半沢に、黒崎は「証券取引等監視委員会事務局証券検査課統括検査官の黒崎ですっ! 異動したのよ」と、とんでもなく長い肩書を添えて自己紹介。そしてさっそく、フォックス買収について不正な書類がないのかを調べ始めた。

 部下の急所をわしづかみにする必殺技は新シリーズでも相変わらずで、オネエ口調も前作同様だが、一方半沢のことはなぜか「直樹」呼び。そして、どこから知ったのかクラウドの隠しファイルの存在を知っており、半沢のPCのパスワードを解析して核心へと迫っていく。黒崎は「直樹がねぇ ネットでよちよち かくれんぼ どんなに上手に隠れても…」と童謡の替え歌を口ずさむ新技も身に付けており、半沢は絶体絶命かに思われた…。

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 しかし危機一髪で、スパイラルのプログラマー・高坂圭(吉沢亮)が遠隔からクラウド内のデータを消去。また、社内のシュレッダーを漁って復元した“フォックスの経営状況報告書”も、フォックス社長・郷田が「その情報をどう使われようと構わない」と証言したことで、セントラル証券はまったくの無罪に。これを受けて、黒崎はあっさりと帰っていくのだが…。

 あの黒崎の物わかりの良さに違和感を抱いた半沢は、「フォックス買収の件ではなく、別の何かを探るために会社を検査したのではないか」と予想。そう半沢が思考を巡らせていると、今度は東京中央銀行が、スパイラル買収のために「電脳」へ追加融資を決定したとの連絡が。どうやら、東京中央銀行の取締役・大和田暁(香川照之)が、半沢と敵対する東京中央銀行の証券営業部部長・伊佐山泰二(市川猿之助)側についたようだ。一難去ってまた一難、半沢はまたも大ピンチを迎えてしまった…。

 たった1話の中で状況が目まぐるしく変わっていくさまに、視聴者からは「1時間見たはずなんだけど体感5分」「濃度濃すぎて体感10分ぐらいなのに1時間すぎてたw」「ここまで面白いドラマは2013年の半沢直樹以来」「面白すぎて体感5秒くらいだったし、思い出補正がある1期と比べても過去イチで面白かったかもしれない」「こんなに秒で終わるドラマあるか? 今日も体感3秒で終わった」など、体感時間が狂ったといううれしい悲鳴が噴出。

 黒崎の再登場にも「さらにキャラが強くなってて最高すぎる」「ズルイよね。絶対に面白いもん」「黒崎さん前シーズンより股間握る回数増えてないか?」「股間鷲掴みフィーバーだったな」といった喜びの声があがっている。

 毎週最終回のような盛り上がりを見せている「半沢直樹」。1秒たりとも目を離せない展開が続きそうだ。

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