生存者6名。過酷な状況下で人間はどうなっていくのか…?

2012/7/6

リミット (1)

ハード : PC/iPhone/iPad/Android 発売元 : 講談社
ジャンル:コミック 購入元:eBookJapan
著者名:すえのぶけいこ 価格:432円

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KYっていう略語が世間一般にひろまってからだいぶたちますが、皆さんは空気が読めるタイプですか? 生田は幸いなことに未だKYといわれたことはありません。

ちなみに私の地元では空気が読めない奴のことを”エアロ”と呼んでました(笑)小学生の頃のことだからもう13年くらい前の話ですねー。エアロというのを誰が言い出しなぜそれが流行ったかはわかりませんが、みんなが使ってるから使う、周りに合わせる、ということを小学生にしてみんな無意識にやってるってことですもんね。まさに空気を読んでるってことです。学校という小さな世界の中では、この空気が読めることっていうのが非常に大事になってきますよね。どこのクラスにもだいたいひとりくらいは空気が読めない奴っていうのがいるもので、しかも本人は自覚がなかったりするもんだから大変です。で、この空気が読めない人もしくは読まない人っていうのはたいていの場合クラスの中で孤立したりします。まぁ孤立ですんだらまだましなほうで、からかわれたり、最悪の場合はいじめられたりってこともありますよね。そういう力関係っていうのは狭い世界の中ではなかなか変わりにくく、1度位置づけされると環境が変わるまではずっと続いていくものだったりします。

今回生田が読んだ本は、そんな学校という社会の縮図の中で変わらない日常、変わらない位置づけ、そんな日々を過ごしていた高校生たちがキャンプに行く途中で“交通事故”という非日常に巻き込まれるお話。クラスでキャンプに行く途中のバスが崖から転落し、生存者はたった6名。携帯は圏外で、食料も水もまともにない状況下で今まで当たり前だった位置づけが変わっていく。クラスメイトがみんな死んで、自分を守っていた後ろ盾がないなかでそれぞれの関係はどう変化していくのか? 極限の状況下での人間の本性とは? あまりにリアルで続きが気になって一気に読んでしまう作品です。

読んでいて、自分がこの状況下に置かれたらどうなるんだろうと、ガクガク震えました。まぁ、握力が左9・右11のサバイバル向きじゃない生田は絶対生き延びれないタイプです(笑)こういう何もない状況で何かひとつだけ手に入るといわれたら、私は真っ先に”サバイバル向きな生命力の強い人”が欲しいと答えるでしょう。


変わらないはずの小さな世界

楽しいはずのキャンプへ向かう道が

理解できない状況 (C)すえのぶけいこ/講談社