「タコの足が8本とは限らない!?」「ウシが地球に優しくない理由とは?」──お馴染みの動物たちの知られざる生態にビックリ!

出産・子育て

公開日:2021/1/27

マンガでわかる 大人も知らない!? 生きものの実は…
『マンガでわかる 大人も知らない!? 生きものの実は…』(下戸猩猩:監修/文響社)

 2020年は新型コロナウイルスに振り回されたが、その一方で「ステイホーム」の恩恵として家族との交流が深まったという側面もあった。テレビなどでは人々の心を癒すためか可愛い動物の番組も多く放送され、親子揃って楽しんだという家庭も少なくあるまい。そんなとき子供が動物について聞いてきたとして、サラリと答えられなければ親の威厳は大ピンチだ。『マンガでわかる 大人も知らない! ? 生きものの実は…』(下戸猩猩:監修/文響社)は、楽しいイラストを使ってさまざまな動物の生態を教えてくれるので、とっさの質問にも大いに役立ちそうである。

 本書では2021年の干支でもあるウシから海洋生物のタコまで、お馴染みの動物たちを幅広く扱っている。そんなよく知っている動物だけに、明かされる意外な事実には驚かされるはず。ここでは特に気になったネタをピックアップして紹介したい。

タコの足は「何本」なのか……?

 一般的に「タコの足は何本?」と聞かれれば「8本」と答える人が大多数であろう。しかし、実は一概にそうとはいえないのだそうな。軟体動物であるタコの足は切れやすく、切れても再生可能。しかも再生時は1本から2本に増えるというお得仕様だというのだ。つまり8本スタートでも足が切れ続ければどんどん増えていくということに……。ちなみに確認されているタコの足の最大本数は、なんと「96本」! どんなシルエットなのか気になるところだ。

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ウシは地球に優しくなかった!?

 今年の干支でもあるウシ。我々の食卓にも寄り添う、まさに「お馴染み」の存在だ。しかし、ある気になる情報が……。実はウシの存在が、あの「地球温暖化」に少なからず影響しているというのだ。温暖化の原因といわれているのは、主に二酸化炭素などの「温室効果ガス」である。そしてなんと、ウシの「ゲップ」から発生するメタンガスは、二酸化炭素のおよそ28倍にも及ぶ温室効果があるという。そしてウシなどの家畜から発生する温室効果ガスは、全体の3.8%を占めるといわれる。とはいえ、やはり人間が排出量を削減するのが一番なのは間違いないが。

「タイ」と名のつく魚は数あれど……

 お祝いごとなどで登場する「タイ」と名のつく魚は、マダイを筆頭に約350種類も存在するという。しかし、実はその多くが「名ばかり」のものであったとしたら……。生物学的にタイに分類されるのは「スズキ目タイ科」だが、それに属するのはマダイやクロダイなど、日本近海にはたった13種しかないのだ。ゆえに例えばキンメダイやアマダイ、アコウダイといった魚は、名こそ「タイ」とついているが、実はまったくの別物。本書いわく「多くの『~タイ』は、マダイの権威にあやかり、そう呼ばれているに過ぎず……」ということらしい。ちなみに日本では高級魚であるマダイだが、海外では雑魚扱いというのも衝撃である。

 本書は基本的にカラフルで、子供向けの楽しい作りではあるが、一般的に知られていないようなネタが満載なので大人でも十分に楽しめる。ステイホームで本を読む時間が増えたという人も多いようなので、本書のような家族みんなが読める本というのは非常に重宝しそうだ。親子のコミュニケーションにも、ぜひ活用していただきたい。

文=木谷誠

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