必見!『少年ジャンプ』の看板作品『NARUTO-ナルト-』をオールカラーで!

2012/8/17

NARUTO―ナルト― カラー版 1

ハード : PC/iPhone/Android 発売元 : 集英社
ジャンル:コミック 購入元:BookLive!
著者名:岸本斉史 価格:500円

※最新の価格はストアでご確認ください。

「勉強の息抜きになにしてるの?」
教育雑誌の取材などで男子小学生に聞くと、おもちゃだったり、ゲームだったり、マンガだったりの名前やタイトルが返ってきます。マンガだったら『ワンピース』『名探偵コナン』『鋼の錬金術師』、そして『NARUTO-ナルト-』などが主に読まれているようですが、じつは私、恥ずかしながらというか『ナルト』だけはまだ読んだことがなく。「あぁ、おもしろいよねーナルト(読んだことはない)」と答えるしかなかったわけですが。

そんなときに吉報! なんとデジタル着色による全ページオールカラーで電子書籍化ということなので、さっそく購入してみました。単行本は2012年7月時点でじつに61巻まで発行されているんですね。大人気作だ!

本作をまだ読んだことがない人向けに、簡単なあらすじを。主人公の「うずまきナルト」は、忍者の隠れ里にある忍者学校で忍術を学ぶ男の子。イタズラ者で、落ちこぼれ。でも、じつは体内に自分も知らない秘密を宿している。夢は、すごい忍者になって、里のみんなを見返すこと。友情・努力・勝利が雑誌キーワードの『週刊少年ジャンプ』の看板作品らしく、汗と友達との絆が光ります。

エリートやスーパーヒーローではなく、落ちこぼれがのし上がっていくというのが、王道展開ながらアツい。王道の王道たるゆえんですね。おもしろい。1巻から魅力的なキャラクターがたくさん登場するのですが、オールカラー版で色分けされているので、キャラクターの特徴が掴みやすい。初見の人でもすごく読みやすいと思います。

最近の学校は文武両道をうたうところが多いのですが、それには、子どもが活躍できる場をできるだけ設けよう、という意図もあります。勉強が苦手な子どもには武の方で、運動が苦手な子には文の方で、自分を肯定できる活躍の場を見つけてもらおう、ということです。学校行事や学校外学習が豊富に設けられるのも、上記のような理由がひとつにあります。そして、学校や行事という「環境」を用意するのと同時に、先生たちも子どもが活躍できる場を見つけ、認める努力をしています。

本作でも、落ちこぼれのナルトが自分を認めてくれる先生がいることに気づき、活躍できる場を見つけていきます。運動が苦手な子どもも、勉強が苦手な子どもも、ナルトにはまる子どもたちは主人公と気持ちを一体化させ、自己肯定感を味わっているのかな、なんて思います。子どものときにアツいジャンプにはまった「心は少年のまま」な大人の方にもぜひ読んでいただきたい作品です。


落ちこぼれだがイタズラにかけては天才的なナルト「お前らさ! こんな卑劣なことできねーだろ!!」

たびたび大人が仕掛けられる、得意技「おいろけの術」(右上のコマ)

自分を理解してくれる先生が、敵の刃の身代わりに

人に認めてもらえる嬉しさ

ナルトの体内には秘密が…