学力向上だけではない！ 東大生が教える根本的な力のつけ方とは？！

『東大生が教える7つの学習習慣』というと学生のための勉強本かな？ と思うかもしれません。私も初めはそう思っていました。でも、受験を終えている私が読んでみようと思ったのは、頭がよくなりたいというよりは、習慣を変えるヒントが欲しかったから。朝起きるのが苦手、だらだら時間を使ってしまう、いつも時間ギリギリに行動している、そんな自分に自己嫌悪を抱く日々。社会人になってまで情けない。習慣を変えたい！！ と思っていたのです。

この本は、生活習慣を変えたい、自分を変えたいという大人の方にもぜひ読んでほしい本です。説得力があったのは何よりも著者のプロフィール。東京大学大学院に在学中というだけでもすごいと思うのに、20歳で教育系のベンチャー企業を立ち上げているんです！！ 高校時代は勉強もして生徒会長もやって部活もやって、東京大学に現役合格している。自分と同じ時間が流れているのにこの差はなんだ…。きっとこの方のいうことならば自分を変えるためのヒントになるに違いない。

著者の言うとおり、この本には当たり前のことが当たり前に書いてあるんです。特別な秘策みたいなことなんて書いていない。例えば、早く起きる、朝ご飯を食べる、行動記録をつけてみる、など。とにかく分かりやすく、シンプル。そして、読者参加型の本というだけあって、実践しやすい工夫がされているからやる気がぐんとアップする。ワークシートを使って自分の生活を振り返ったり記録できるから、本を読みながらすぐに行動に移すことができて便利です。

この本に誘導されながら行動記録をつけ始めたり、チェックポイントを意識して生活するようになったら本当に不思議！！ だんだんと使える時間が増えているように感じてきます。自分の生活の良い所、悪い所をまずは知ること。そして本にある通り「×を○に、○を◎にしていく」ことができれば、いずれは◎になるのです。私はこの本を読んでから、自分の生活習慣に○が増えてきて毎日充実感を味わっています！