ドラマ『宮-Love in palace-』の原作! 韓国ロイヤルウェディング物語

公開日:2012/8/29

らぶきょん?LOVE in 景福宮 (1)

ハード : PC/iPhone/iPad/WindowsPhone/Android 発売元 : 新書館
ジャンル:コミック 購入元:eBookJapan
著者名:佐島顕子 価格:263円

※最新の価格はストアでご確認ください。

日本でも放送された大人気韓国ドラマ、『宮-Love in Palace-』の原作マンガ。日本語翻訳版のコミックスはすでに発売中で、この度、電子書籍でも読めるようになりました! いや~、電子化を待っていた身としては本当に嬉しい…♪

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さて、今は大統領制の韓国が、もし日本やイギリスのように韓国王朝が続いていたらどうなるのか? そんな架空の設定の中で物語が展開するのがこの作品です。祖父の遺言で、皇太子・シンの元へ嫁ぐことになってしまった、一般家庭で育った女の子・チェギョンが主人公。
「王子様との恋」なんて自分的にはドストライクなシチュエーションで、「どんなトキメキと萌えが待っているんだろう♪」とwktkしていたわけですが、読んでみてわかりました。現実、王子様と結婚したら大変だ(笑)「トキメキと萌え」どころか「ハラハラと悶え」な展開が待ち受けます。

まず、ライバルたちの粘り強さね。シンにプロポーズされたのを断り、バレリーナになることを目指すヒョリン。チェギョンと結婚したいと想う、シンの従兄弟で王位継承権第2位のユル。この2人が物語に華を添えてくれるライバル役なんですけど、華じゃなくて棘を飛ばしまくりますから、チェギョンとシンに。ヒョリンなんて、自分でプロポーズを断っておきながら結局皇太子妃の座を狙ってるし、ユルは最初はいい人だったのにどんどん腹黒く…。誰か私に教えてください…恋をすると人間、こんなに変わるものですか?(笑)とにかくこの2人をメインに、ライバルたちがチェギョンとシンの関係をかき乱します。何度撃退しても、一瞬の隙を突いてまた現れるんだから、すごい執念です。

そして、王朝での権力争いなんかも起こります。ここでは、ユルのお母さんが暗躍します。どうにか自分の息子を皇太子に出来ないかと、あの手この手でシンを攻撃。過去の出来事からシンの父である国王陛下は冷たいし、そのうち王妃との女の争いにまで発展するし、怒涛の展開です。

とまぁ、強力なライバルと続けざまに起こる権力争いで、チェギョンとシンの関係はなかなか発展しません。2人のラブシーンがみたいなぁ~なんて思ってると、何度ももどかしい気持ちを味わうことになります。でも、なかなかラブラブになれない2人だけに、少しでも2人の距離が縮まるとチョー萌えます! 手が少し触れた…ってだけで、すっごく萌えます。普段歯が浮くような甘~い展開のものばかり読んでいた自分としては、このラブが発展しないもどかしい展開が逆に新鮮でハマりました。
そして、マジ泣けます! 2人の恋に障害が起こりすぎて、切なくて、ボロ泣きしました。なんで韓国の作品って、こんなに涙腺を刺激してくるんでしょう。

マンガは、ドラマとは展開が違うそうなので、ドラマを見てハマっていた人はもちろん、韓国ドラマが好きな人、昼ドラ的な展開が好きな人にも大変オススメな作品です。

ちなみに、韓国のマンガは左開きになっていて、電子書籍も、右から左に指をスライドしてページをめくるようになっています。なので、左から右にスライドしても動きません。知らないと「あれ?固まった?壊れた?」と焦ることになるので、そこだけはご注意を。(←焦った人。)


もし、韓国王朝が今でもあったら…という架空の世界

皇太子の元に嫁ぐことが決まった、主人公のチェギョン

2人の出会いは最悪

しかも、他の女の子(ヒョリン)にプロポーズするシーンを見てしまう

いろんな困難を乗り越え、2人はラブラブになれるのか?

結構ギャグコマが多いので、クスッと笑えます

韓国の伝統的な衣装、建物、催し物なども見所のひとつ!
(C)パク・ソヒ/新書館