「少女漫画でこんなネタを!?」クセの強さに中毒性アリ! 定時制高校が舞台のスクールギャグ漫画『4ジゲン』6巻でついに完結

マンガ

公開日:2021/8/11

ジゲン
『4ジゲン』6巻(にざかな/白泉社)

 2021年8月5日(木)に、『4ジゲン』6巻が発売された。読者を笑いの異次元ワールドへ誘う定時制スクールギャグ漫画も、今巻にてついに完結。なお電子限定特装版では、コミックス未収録のネタが70ページ以上追加収録されている。

『4ジゲン』の舞台は定時制高校。老人、ヤクザ、謎の美女、果ては宇宙人まで、さまざまな教師と生徒が織り成す怒涛のギャグが繰り出される。試し読みができる6巻冒頭には、アル中生活を脱するために入学した中年男性が登場。小学校・中学校を表す「小・中」から「焼酎」を連想して思わず手が震えるなど、クスリと笑ってしまう“にざかな節”が炸裂していた。

 そして同作の魅力は、なんといってもクセの強さ。以前から「少女漫画でこんなネタを!?って驚いた」「本当に最高でロックな漫画」という声も多く、短編ながら超個性的なストーリーが並ぶ。

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 テニスを日本語で「毛が生えた玉を叩きのめす!」と表現したり、駄菓子の「よっちゃんイカ」の「よっちゃん」とはどんな本名なのか模索したりと、その発想力は独特である。ハマると非常に中毒性が高く、書籍版と電子版の両方を迷わず購入したという猛者も見受けられた。

 ちなみに、前巻が発売されたのは2018年3月。約3年5カ月ぶりにして最終巻である6巻が発売されたとあって、感慨深さに浸る人も多い。SNSでは、「小学校から読み始めてもう大人になって、時の流れにびっくりだよ…」「待ちに待った4ジゲン、新刊やっと来た!」「4ジゲンはイジゲンの面白さでした! にざかな先生、これまでお疲れさまでした」「4ジゲン、ずっと大好き」といった感想が。

 また、ユニット「にざかな」の作画担当「まさや/かな」は、6巻発売当日に最終巻が無事に発売された喜びをTwitterにて報告。

 一般の読者に加えて、漫画家・葉鳥ビスコもプレゼントと共に、「本当にお疲れさまでした!」と労いの声をかけている。

 最後まで見逃し厳禁の『4ジゲン』。全員が集合した表紙とにらめっこしつつ、誰がどんな活躍をするのか、ぜひ6巻で確認してみよう。

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