戦国時代で命を守るのは矛か楯か… 小説『塞王の楯』の熱い戦いをマンガで解説!

文芸・カルチャー

PR公開日:2021/10/29

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塞王の楯
『塞王の楯』(今村翔吾/集英社)

 2017年に『火喰鳥』でデビューを果たし、現在までに20冊以上の歴史小説・時代小説を出版している小説家の今村翔吾氏。“いま最も熱い歴史小説家のひとり”として名高い今村氏の最新作『塞王の楯』(集英社)が、2021年10月26日に発売された。月刊小説誌「小説すばる」にて2019年8月号から連載されていた同作の発売に、早くもファンからは「こんな視点の戦国小説が読めるなんて…! 思いの熱さに震えました!」といった大興奮の声が上がっている。

 今回発売された『塞王の楯』の舞台は戦国時代。そして物語は、現在の福井県で起こった「一乗谷城の戦い」からスタートする。織田信長によって一乗谷城が落とされ、その際に少年・匡介(きょうすけ)は両親と妹を亡くしてしまう。その後、匡介は逃げる途中に石垣職人の源斎(げんさい)に助けられ、石垣作りのノウハウを教わりながら成長する。源斎に石垣作りの才能を見出され、匡介は“絶対に破られない最強の楯”を作れば、戦をなくせるのではないかと考えるようになった。

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 しかし最強の石垣こそが戦をなくすことにつながると考える匡介に対し、“至高の矛”たる鉄砲こそが戦の抑止力になると信じる彦九郎(げんくろう)がライバルとして登場。同作では「戦をなくしたい」という願いを抱きつつ、対決する運命となった匡介と彦九郎の人間模様や、熱い思いが交差する様子が描かれている。

 歴史小説好きからも絶賛されている同作だが、時代を問わない男同士の熱い戦いが描かれているため、若い世代や女性からも好評の声が続出。「小説すばる」で物語を追っていた人からは、「戦国、城、職人さんのお仕事、もうたまりません! こんな戦い方があるなんてカッコいいなあ…」「この時代に戦っている人は武士だけじゃなかったことを再認識。石垣を作って守る、職人がいたんだなあと思いを馳せました」「命を守るため、楯に命を懸ける。こんな視点の戦国時代小説が読めるなんて! と思いの熱さに震えました」「自分が戦国時代にタイムスリップしたかのような緊張と興奮が味わえました!」「歴史を変えたかもしれない職人たちの命を懸けた闘いに圧倒されました!」といった反響が相次いでいた。

 また、10月26日には、姉弟の2人暮らしを描いた『ヘタレ姉。』(ジャイブ)や、未来技術漫画『ザ・テクノロジー』(幻冬舎コミックス)などで人気を博す漫画家・春夏アキト氏(@hal_akito)による『塞王の楯』の紹介漫画がTwitter上に投稿された。漫画では匡介や彦九郎といった主要メンバーが色彩豊かに描かれており、歴史小説を読んだことがない人でもわかりやすいタッチであらすじが紹介されている。

塞王の楯

塞王の楯

塞王の楯

塞王の楯

 人によってはハードルが高く、購入を躊躇ってしまうこともある歴史小説。しかし同作は、歴史小説というジャンルに囚われない物語を紡ぎ出している。心が震えるほど熱い男たちの戦いや、命を懸けた戦を見届けたい人は、ぜひ『塞王の楯』を手に取ってみてはいかがだろうか。

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