男に夢中で周りが見えていなかった――友人たちに言われた言葉が刺さる／わたしが誰だかわかりましたか？⑭

『わたしが誰だかわかりましたか？』（やまもとりえ/ KADOKAWA）第14回【全20回】

42歳でシングルマザーになったサチ。まじめにコツコツ生きてきたのに、手元に残ったのは親身になってくれない友人と反抗期の息子、そして息子を養うための仕事だけ。そんなとき、会社の後輩に誘われたパーティーで、年下の男性と運命的な出会いを果たす。メールをするうちに相手に惹かれていき、サチにも久しぶりの恋の予感が！ しかし、いつまで経っても相手の男はなかなか会おうとしてくれず…。ときめいていたのは私だけだったの？「立ち行かないわたしたち」シリーズの第1弾『わたしが誰だかわかりましたか？』は、「人を信じること」の意味を考えさせられる1冊です。