この国の美はすべて私のもの。どんな女も美女に変える「東洋の魔法使い」の噂を聞いた公妾は…／ラ・マキユーズ～ヴェルサイユの化粧師～2⑪

『ラ・マキユーズ～ヴェルサイユの化粧師～2』（みやのはる：著、堀江宏樹：原案・監修/KADOKAWA）第11回【全40回】

まったく化粧っけのなかった理系女子・江藤琉花（えとうるか）は、大学時代に言われたある一言がきっかけで、化粧品に興味を持つように。化粧品会社の開発部に就職し、海外ブランドとの一大プロジェクトの責任者に任命されたが、初めて出張で訪れたフランスで、なぜか18世紀のパリにタイムスリップしてしまい――。手持ちの化粧品を使いピンチを切り抜けるなか、自称天才髪結師・レオナールとの出会いが、琉花の運命を大きく変える。美が国家の安寧を左右するフランスで、現代の化粧品の知識と技術で時代を切り拓く壮大なドラマ！ アラサー女子が時代を超えて活躍する『ラ・マキユーズ～ヴェルサイユの化粧師～』（1～5巻）の世界をお楽しみください。今回は2巻よりCHAPITRE6「欲望」を5回にわけてお届けします。