ノラになった七生の心に、まだ彰青が…？ 七生の本音を知りたい淑乃は彼のにおいが残る服をまとう／ゴジュッセンチの一生2⑫

『ゴジュッセンチの一生2』（白川蟻ん/KADOKAWA）第12回【全18回】

「５年生きてたら、かなりのラッキー」ノラ猫はそんな短い一生を、死の危険と隣り合わせになりながら街の片隅で精一杯生きている。七生（ななお）とマチは、とある街で生きるノラ猫。毎日食べるものを必死で探しているなか、仲間のノラ猫から新しい「食卓」の情報をもらう。人間の罠ではないかと怯える七生と、仲間のために「食卓」の現状を見極めに行くマチ。そこで出会ったのは、猫嫌いの人間・成田淑乃（よしの）だった。相容れないはずの2匹と1人の出会いが、彼らの生き方を変えていく――。人間に傷つけられることを怖がる猫と、猫が苦手な人間が織りなす、感動の絆の物語。『ゴジュッセンチの一生』（1～3巻）の見どころのストーリーを抜粋してお届けします。今回は2巻より第7話を3回にわけてお届けします。