「櫻田先生が…お母さんを殺した…？」母をモデルにした胸像に埋まっていた人骨は、新一の母のもの!?／マザ婚・下⑭

『マザ婚・下』（吉沢緑時/竹書房）第14回【全17回】

ベッドで囁かれた、ある言葉。聞き間違いじゃない。彼は私を“ママ”と呼んだ――。地味で目立たない女子高生の間宮真菜。ある日、真菜の所属する高校の美術部に新任教師として櫻田新一がやってきた。ミステリアスな新一は、すぐに学内で話題になり、女子生徒たちの憧れの的に。そんな新一に真菜も淡い恋心を抱いていた。ある時、新一からコンタクトレンズを勧められた真菜は彼のアドバイス通り分厚い眼鏡を外す。憧れの新一に褒められて浮かれる真菜は、その後も新一の言葉の通り変わっていくのだが…。『マザ婚（上・下）』は、謎めいた教師との出会いによって無垢な女子高生の平凡な日常が染められていく、ハラハラドキドキの衝撃サイコラブストーリーです。今回は下巻より第11話「なぞられる母」を3回にわけてお届けします。