夢うつつの中で聞いた妻の優しい声。それが妻の最期の声になるなんて…／私がシングルファザーになった日④

　当たり前のように過ぎていく毎日。ある日突然、大切な人がいなくなってしまったら…？

　それは突然の出来事だった。ドンッ…という大きな音で目が覚め、音の方を向くとベッドで隣に寝ていたはずの妻の姿が見えない。慌てて飛び起きると、ベッドから落ちてうつ伏せで寝ている妻の姿が！ 妻の様子を確認すると、呼吸が止まりかけていて意識がない。

　この日から僕らの生活は一変した…。突然いなくなったら、ありがとうもごめんも言えない。当たり前だと思っていた日常は奇跡の中にあった。

　ある日突然大切な人を失い、シングルファザーになった著者・りゅーちゃんねるさんの苦悩や後悔、のこされた幼い息子との日々を描いた『私がシングルファザーになった日』。You Tubeで大反響を呼んだ実話コミックエッセイを好評につき再掲載でお届けします。

※本作品は『私がシングルファザーになった日』（りゅーちゃんねる：著、きむらかずよ：漫画/KADOKAWA）から一部抜粋・編集しました