知ると人に教えたくなる! 陰毛が縮れている理由は3つある!? /【下半身にまつわるちょっと残念な雑学】④

健康・美容

2019/7/18

『医者も驚いた! ざんねんな人体のしくみ』(工藤孝文/青春出版社)

“小宇宙”にたとえられる人間の身体は、神秘的だ。自分の身体のことなのに分からないことだらけだと感じる人も多いだろう。ただでさえ分からないのに、特に悩みや疑問について人に聞きづらいというのが、「下半身」にまつわる問題。本連載では、内科医でもある著者が綴った『医者も驚いた! ざんねんな人体のしくみ』(工藤孝文/青春出版社)から、知ると誰かに教えてあげたくなるような隠れた人体の秘密を紹介していきたい。

■陰毛やわき毛が縮れている原因は3つある!? (本書76ページ)

 どうして髪はストレートの人でも、陰毛やわき毛は微妙に縮れているのだろうか? 大人になると面と向かって人には聞きづらい、こんな残念な質問にも本書は丁寧に答えてくれる。

 いくつかある説のひとつは、「クッション説」だ。陰部やわきは日常の動作で擦れやすい場所なので、摩擦から肌を守るために縮れ毛にすることでクッション性をもたせているという説だ。特に陰部のクッション性は、性交時に激しくぶつかり合うことの衝撃から、大事な性器を守ってくれているというわけだ。

 もうひとつは「バリア説」。陰毛が生えている場所にはいくつか大事な穴がある。細菌やウイルスといった外敵の侵入を、縮れた陰毛がガードしてくれているという説だ。

 最後のひとつは「フェロモン説」。陰部やわきに発達しているアポクリン腺からは、異性を引き付けるフェロモンが発散されているといわれる。その部分の毛を縮れさせることで、フェロモンを留まらせ、さらに留まる表面積を増やし、長い時間効果を発揮するというわけだ。

 これだけの説を聞くと、陰毛が縮れていることには重要な理由があることがわかる。洗面所やトイレで見つける残念な「縮れ毛」にももう少し寛容な気分でいていいのかもしれない…。

 本書では、このように私たちが日常生活で見過ごしてきた自分の身体の「ちょっと残念な真実」について、頭や顔から足のつま先にいたるまで、非常に幅広い範囲にわたる知識を分かりやすく教えてくれる。自分のために毎日24時間はたらいてくれている「自分の身体の“がんばり”」を実感するには格好の1冊だ。

文=田坂文