「できるかできないか」ではなく「するかしないか」『レア力で生きる』⑦

ビジネス

2019/7/29


社会の変化のスピードは速く、これまでの学びの貯蓄だけでは足りない。学び続けて「自分の市場価値」を上げないと生き残れない時代になった。自分の「好き」を追求して、今こそマジョリティを抜け出そう。教育×テクノロジー(AI)分野における第一人者が、自らの学び習慣を全公開!

【07 扉を叩く 〜するか、しないか〜】

 もし今、「ちょっと違うな」と思う仕事をしていて、すぐには辞められなくても、空いた時間に好きなこと、やりたいことをやってみる方法はいくらでもあります。

 自分が興味関心のあるテーマのイベントに行ったり、コミュニティに入ったりしてみる。会いたい人の本や記事を読んで、SNSやブログに感想やコメントを書いてみる。普段から周りの人に、好きなことややりたいことをアピールして、関連情報をもらったら積極的に関わり、人を紹介されたら会いに行く。

 他にも、憧れの著名人の活動を手伝ってみたり、憧れの起業家やクリエイターの講演会を聴きに行ったり、その気になれば、いくらでもチャンスは転がっています。

 趣味を究めてみるのもいいでしょう。何か好きな食べ物があれば、徹底的に食べ歩いてその記録を発信してみる。英会話の学び直しをしたいなら、その目標を宣言して、同志を募って競い合うのも面白いかもしれません。

 そのように、仕事でも趣味でも、好きなことややりたいことを普段から意識して行動していれば、自分が望む方向にどんどん近づいていける。私は経験上、そう実感しています。

 いちばん、自分にブレーキをかけているのは、自分です。

 「面倒くさい」、「どうせ無理」、「時間がない」、「お金がない」……。次の一歩を踏み出せない言い訳を探せばいくらでもあるでしょう。

 何事もそうですが、結局は、「できるか、できないか」ではなく、「するか、しないか」なのです。

 私がいつも迷うことなく、したいことだけをする選択ができたのは、子ども時代に一度、死にかけたからかもしれません。

 あの時、死んでいたはずの自分が、二度目の人生を生きている。

 そう思えば、何も怖くない。

 そんな気持ちが、いつどんな時も、胸の奥底にあったような気がします。そういう意味では、死ぬ気になるぐらいの覚悟を持たなければ、自分を変えることは難しい、とも言えるのかもしれません。

 しかし、たとえ自分が変わらなくても、これからの社会はテクノロジーの影響で激変していきます。変わらないと思っていた環境や生活が、5年後、10年後もそのまま続く保証はどこにもありません。

 いずれ変化を迫られるのなら、早いうちに一度、好きなことややりたいことの扉を叩いてみてほしいのです。叩いてみると必ず開くドアがあり、世界が広がります。

 それまで、自分の中で当たり前だったことや、狭い社会や人間関係の中で繰り返してきたワンパターンな生活がつまらなく思えて、もっと知りたい、もっと学びたいと思うようになれたらしめたもの。ワクワクを求めて扉を叩き続けていれば、今とは違う自分に出会えるのです。

<続きは本で!>