あの世についてもう少し学ぼう! あの世での買い物にお金は必要ですか? /あの世の社会科見学⑥

マンガ

公開日:2020/8/22

死後の世界ってどうなってるの? 前世や生まれ変わりってあるの? 誰もが気になる“あの世”の摩訶不思議を見学しに行こう!
幽霊の本当の姿や死神の仕事…死後の世界に関わる疑問を「霊感ゼロ」の人にもわかりやすく紹介。『あの世の社会科見学』(安斎かなえ、流光七奈/竹書房)から試し読み。自分が死んだらどこに行くの? 今回はそんな知識を補足する「補習篇」!

『あの世の社会科見学』(安斎かなえ、流光七奈/竹書房)


この世とあの世は基本変わらないという話ですが、
あの世も資本主義なんっスか?

あの世では、基本的に、そのような経済的システムの概念はなくなります。
というのも、何かを手に入れたいときに、それに必要な交換手段として貨幣が存在し、その貨幣を手に入れるために労働力を提供するという循環で成り立っている経済システムが「資本主義」(と理解しています)。
対して、欲しいと思ったものは、ただ頭で思い浮かべさえすれば、パッと目の前に現れて手に入れることができる世界が「あの世」です。
 
頑張らないと欲しいものを手に入れることができないのが資本主義の世界ですが、思い浮かべるだけで簡単に欲しいものを手に入れられるあの世では、物欲自体も薄れてきます。どんなものでも簡単に手に入るとなると、欲しいという欲が湧かなくなるのは、この世と同じかもしれませんね。

物欲も、生まれてから身につけた価値観や習慣です。
欲しいものはすぐ目の前に現れ、どこにでも行くことができ、好きなように理想の暮らしを楽しめるあの世は、まさに「ユートピア」。
魂が満たされるので、物欲自体もなくなっていくのでしょうね。
また、あの世はこの世での「業」が徐々に削ぎ落されていき、最終的にはピュアな魂に戻ってまた生まれ変わるので、あの世での暮らしが長い魂ほど、物欲はないでしょう。
 
ということで、「資本主義」の概念自体がなくなるので、システムもありません。
 
ただ、あの世での暮らしがスタートしたばかりの魂は、まだお金を使う習慣が残っているので、お財布を持ち歩いているかもしれませんね。
ですが、クレジットカードや電子マネーを導入していないお店でお財布を開いて、現金がなかったとしても、ATMに走る必要はないのがあの世です。(笑)

神様は十字路にいるとありましたが、
他にはどんなところにいるっスか?

神様は、あらゆるところにいます。
十字路にいる神様は「道祖神」という神様(同祖神とも書きます)で、昔でいう村の入り口や、人々が住む地域の境界線にいる、その地域を守ってくれる神様です。十字路に、ポンと安定した石がおいてあったら、それは道祖神をお祀りしているのでしょう。
 
お地蔵さんはお地蔵さんの形に彫られた石ですが、道祖紙が祀られている石は一見「ただの石」に見えるものが多いです。もし見かけたら、心の中で軽くご挨拶すると良いですよ。
ちなみに、道端に突然お地蔵さんがある場合は、大体が亡くなった方のために建てられたものです。
 
その他に神様がいる場所は、山、川、湖、森、海、などなど、本当にあらゆる場所にいて、その場所を守っています。基本的に、人ではなく、場所を守っていると考えて良いでしょう。
ですが、その場を通る時に「目的地まで無事に着けるよう、守ってください」とお願いするのはOKです。

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