娘に初潮がきた「どんな言葉をかけてあげる？」「父親や男兄弟はどうすればいい？」 親の心がまえと声がけのコツ／思春期の性と恋愛 子どもたちの頭の中がこんなことになってるなんて！①

Q & A
娘に初めての生理がきた！ どう向き合う？ どんな声がけをする？

「娘に初潮がきたら、どんな言葉をかけてあげたらいい？」
「男家族はどんなふうにかかわる？」など、
初潮がきたときの親の心がまえと声がけのコツをお伝えします。

Q. いつごろまでに話せばいい？

　初めての生理がくる年齢は11～13歳ごろ。胸がふくらみ始めた1年後ぐらいにくる子が多いです。11歳の誕生日ごろまでに生理の仕組みと生理用品の使い方を教えてあげられるといいですね。ただ個人差が大きいため、もっと早めに話したほうがいいこともあります。

Q. どんなことを話せばいい？

　思春期に分泌が始まる性ホルモンの影響で子宮の内膜が毎月分厚くなること、妊娠しなければ月に1度それを壊して、血のような形で5日間ぐらい腟から出てくること、それが生理だと伝えましょう。生理用品を実際に手にとって使い方を説明するのもおすすめです。

Q. 初潮がきたらどんな声がけをすればいい？

「生理用品の使い方わかる？　困ったことがあったら教えてね」という感じがよいでしょう。「おめでとう」は言われるといやな子もいるので注意が必要。また勝手に赤飯を炊いたりせず、お祝いがしたかったら、本人に希望を聞いてみましょう。

Q. 父親や男兄弟はどうすればいい？

　本人が母親だけにこっそり教えてくれたときは、「お母さんがいないときに困ることがあるかもしれないから、お父さんにも話しておいていい？」と確認しましょう。いやがるときは本人の意思を尊重してください。男兄弟に関しては「生理の血がもれていたときにびっくりするかもしれないから伝えていい？」とわが家では娘に聞くと思います。

　また、シングルの父親の家庭は、子どもが困ったときに相談しやすいよう、生理になる前に上記の「どんなことを話せばいい？」の内容を伝えておけるのが理想です。どうしてもむずかしい場合は、子どもが信頼している大人の女性から話してもらうのがおすすめです。

DATA　初潮が起こった年齢のグラフ

　月に1回やってくる生理。生理のときに腟から出てくる経血の総量は20～140㎖と、かなり個人差があります。また生理痛をまったく感じない人、立ち上がれないほどの痛みを感じる人、生理が始まる前に体調不良や心が不安定になる人も。生理のとき、からだの中はどうなっているのでしょうか。どうして
血が出るのでしょう。仕組みを解説します。

＜第2回に続く＞

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