“デザートピザ”にびっくりぎょうてん! ピザにチョコやいちごのトッピングはありなの? ピザのトッピング「ピザとも」たちの結論は…。絵本『ピザとも』

文芸・カルチャー

PR 公開日:2025/3/6

ピザとも牛窪良太/白泉社

 2025年3月6日、絵本作家・牛窪良太氏の新作『ピザとも』(白泉社)が発売された。同作はピザを彩る“トッピング”をテーマにした楽しい一冊だ。

『パンダのパンだ』や『ペンギンホテル』(ともにアリス館)などの絵本で知られる牛窪氏。印象に残る個性的な作風が魅力で、2022年に発売された虫と鉄道をかけ合わせた絵本『ムシてつ』(白泉社)は幅広い層からの支持を獲得していた。同作は大反響を受けて重版、さらには繁体字版も刊行されるなど海外でも楽しまれている。

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 今回の新作『ピザとも』では、ピザにトッピングされる仲間たち「ピザとも」にスポットを当てた物語が展開されていく。「ままトマト」に「ぱぱチーズ」、「バジルちゃん」や「ペパロニーさん」。彼らピザともは、ピザ屋さんのキッチンで仲良く元気に暮らしている。

 マルゲリータはバジルちゃんがいなければ始まらない、アメリカンにはやっぱりペパロニーさん。そうして最後には、アツアツのトマトソースとトロトロのチーズに包まれてピザになる。ピザともはみんな、幸せな日々を送っていた。

 しかしある時、シェフが“デザートピザ”をメニューに加えると切り出し、フルーツやチョコレートといったスイーツのピザともを連れてくる。いつものメンバーからは不満が噴出するが、新入りたちも負けていない。ピザともたちの言い合いで、キッチンは大騒ぎとなってしまうのだった――。

 色鮮やかで、愛らしい表情が印象的なピザともたち。彼らの巻き起こすドタバタ劇に、きっとワクワクドキドキするはず。ところどころに書かれているピザともの小さなつぶやきもクスッと笑える内容になっており、絵本の隅々まで堪能できるのが魅力的だ。

 またトッピング次第でさまざまな味を生み出すことができるピザをテーマにした同作からは、固定観念に囚われない自由な発想の大切さが伝わってくる。作中で紹介されるピザの種類やトッピングの数々を知ることで、食育にも繋がるかも……? ぜひ読み聞かせのラインナップに加えてみてほしい。

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