大人気シリーズ最新刊!女性飛行士から着想を得たファンタジー『アメリア 空飛ぶ野ネズミの世界一周』が5月15日発売
公開日:2025/5/23
株式会社ブロンズ新社は、ドイツの絵本作家トーベン・クールマンさんによる「ネズミの冒険」シリーズの最新刊『アメリア 空飛ぶ野ネズミの世界一周』(金原瑞人 訳)を、2025年5月15日に全国の書店で発売した。

「ネズミの冒険」シリーズは、歴史的な発明や科学の発展に寄与した偉人の物語から発想を広げたフィクションで、今年シリーズ刊行10周年。
シリーズ第5作目となる本書は、世界で初めて大西洋単独横断飛行を成し遂げた女性パイロットで、生涯を通して女性の権利向上に尽力したアメリア・エアハートさんから着想を得たファンタジー。主人公の野ネズミの女性発明家は、飛行機による世界一周の大冒険に挑戦。苦境を何度も乗り越えて夢を貫こうとする主人公の姿には、「きみも、なりたいものになれる」という読者へのメッセージが込められている。
あらすじ
野菜畑の下で暮らす野ネズミの女性発明家は、偶然ある切手を目にしたことから、外の世界に関心をいだく。やがて、かつて飛行機で大西洋横断をはたしたパイロットネズミと出会い、飛行機による世界一周の冒険を計画する。必要な材料を集め、野ネズミ自ら飛行機を作り、飛立つが……。


物語のイメージとなった、アメリア・エアハートとは

1897年アメリカ・カンザス州生まれ。
1932年に世界で初めて大西洋単独横断を成し遂げた女性パイロット。赤い「ロッキード・ヴェガ5B」機でノンストップ飛行に成功し、アメリカの国民的ヒロインとなった。女性運動家としても有名で、生涯を通じて男女平等と女性の社会進出を訴え戦った。1937年、赤道上空世界一周飛行の途中に太平洋上で消息を絶つ。その生涯はさまざまな映画や舞台、楽曲となり、今も多くの人に影響を与え続けている。
■著者紹介

トーベン・クールマンさん
1982年、ドイツ生まれ。イラストレーター、絵本作家。幼い頃から絵を描くことや、家中の機械を分解し機能を調べることに夢中になって過ごす。ハンブルク応用科学大学で、イラストレーションとコミュニケーション・デザインを学び、卒業制作として描き下ろした「リンドバーグ 空飛ぶネズミの大冒険」で、絵本作家デビュー。

金原瑞人さん
1954年、岡山県生まれ。翻訳家。児童文学、ヤングアダルト向け作品を中心に精力的に海外文学の紹介を行い、訳書は650冊を超える。訳書に『バーティミアス』(静山社)、『アウシュヴィッツのタトゥー係』(双葉社)、『このサンドイッチ、マヨネーズ忘れてる ハプワース16、1924年』(新潮社)などがある。書評、エッセイなどでも活躍。
■書誌情報
『アメリア 空飛ぶ野ネズミの世界一周』
・トーベン・クールマン 作/金原瑞人 訳
・発売日:2025年5月15日
・定価:2970円(税込)
・判型:277ミリ×213ミリ 上製
・頁数:117ページ
・販売:全国の書店などで販売
・公式サイト:https://www.bronze.co.jp/amelia/
全世界で大絶賛!史実とファンタジーが織りなす「ネズミの冒険」シリーズ 10周年!
2015年にシリーズ第1作目の『リンドバーグ 空飛ぶネズミの大冒険』を刊行してから、今年で10年を迎える。現在35言語、62を超える国で翻訳出版。シリーズ累計発行部数は世界で250万部を超え、日本でも累計11万部を超えるロングセラーとなっている。
シリーズ刊行10周年を記念して、スマートフォンとパソコンの壁紙をプレゼント中だ。

■シリーズ作品
『リンドバーグ 空飛ぶネズミの大冒険』
定価:2420円(税込)
2015年4月刊

『アームストロング 宙飛ぶネズミの大冒険』
定価:2750円(税込)
2017年4月刊

『エジソン ネズミの海底大冒険』
定価:2640円(税込)
2019年5月刊

『アインシュタイン 時をかけるネズミの大冒険』
定価:2750円(税込)
2021年5月刊

※すべてトーベン・クールマンさん作/金原瑞人さん訳