東野圭吾「マスカレード」シリーズ最新作のあらすじをマンガでチェック! シリーズ新章ともいえる一作を人気漫画家が読んでみた

文芸・カルチャー

PR 公開日:2025/8/20

マスカレード・ライフ
マスカレード・ライフ東野圭吾/集英社)

 2025年7月30日、東野圭吾氏の人気小説「マスカレード」シリーズから最新作『マスカレード・ライフ』(集英社)が発売された。衝撃的な結末を迎えた前作『マスカレード・ゲーム』から約3年。ファン待望の続編では、どのような物語が繰り広げられるのだろうか。

 これまでに『マスカレード・ホテル』『マスカレード・イブ』など、計4作品が刊行されてきた同シリーズ。主人公の新田浩介は、「ホテル・コルテシア東京」のホテルマンに扮して潜入捜査を行い、数々の難事件を解決してきた。

 しかし前作のラストで、とある事情から警視庁を退職。現在は「ホテル・コルテシア東京」の宿泊客や従業員の安全を守る保安課長として新たな道を歩み始めている。

 今作ではそんな彼の元に、警視庁から新たな協力要請が届く。なんでも、コルテシア東京で開催される「日本推理小説新人賞」の選考会当日に、文学賞候補者として“ある死体遺棄事件”の重要参考人が会場に現れるという。これを受け、本物のホテルマンになった新田が、お客様の安全確保を第一に動き出す――。

“シリーズ総決算”と銘打たれた前作から一転、「マスカレード」シリーズは配置転換という形で新たなスタートを切った。つまり『マスカレード・ライフ』の刊行は、シリーズの新章を告げる一冊とも言えるだろう。

 また同作では、事件と並行して新田が父親と久しぶりに再会する場面も描かれる。アメリカ在住の父が一時帰国にあたり、コルテシア東京に宿泊することになったのだ。しかし親子の間には、どうやら“埋められない溝”があるようで……。

 ホテルマンとして新たな一歩を踏み出した新田。そして、これまで多くは語られてこなかった父親との過去。『マスカレード・ライフ』では、そんな彼のプライベートな側面にも光が当てられている。シリーズとしても、ここから転換期を迎えることは間違いなさそうだ。

 さらに同作の発売に合わせて、Xでは漫画家たちによる紹介マンガも続々と公開中。『死んだ息子の遺品に息子の嫁が入っていた話』『レオとシロウのドタバタ猫日記』などの作者として知られる秀(ひで)氏も投稿しており、作品の見どころや“こんな人にオススメ!”といったポイントをわかりやすく紹介している。

マスカレード・ライフ
マスカレード・ライフ
マスカレード・ライフ
マスカレード・ライフ

 約3年ぶりに帰ってきた「マスカレード」シリーズ。秀氏の紹介マンガで見どころを確認しつつ、その世界観をたっぷりと味わってみてほしい。

あわせて読みたい