「ゆずの保存食」4選と活用法。保湿や美白に「種で作る化粧水」/私がいつも食べている季節の保存食
公開日:2023/1/26
日本人の寿命はどんどん延び、「人生80年」から「人生100年」時代へ向かおうとしています。健康に生きるために大事にしたいのが「1日3食」。とはいえ忙しいなか、日々しっかり食べるのは難しいと思っている方も多いはず。
「ちゃんと食べて、ちゃんと生きる」を実行しているのは、80歲の現役料理研究家・村上祥子さん。ふだん村上さんが作り置きしている保存食の作り方を、『村上祥子80歲 私がいつも食べている季節の保存食』にまとめました。
「なんだか手間暇がかかりそう…」と思った方、心配ご無用。“漬ける、煮詰める”は、電子レンジにお任せ! 簡単においしい保存食が作れます。ぜひ実践して、健康で豊かな生活を送りましょう!
皮、実ともに栄養豊富なゆずは、「ゆずねり」「しょうがゆず茶」「ゆずポン酢」「ゆず酢」として保存食へ! 種を使った化粧水まで作れちゃいます。
※本作品は村上祥子著の書籍『村上祥子80歲 私がいつも食べている季節の保存食』から一部抜粋・編集しました

【前回】皮も実も余すことなく! 美肌や動脈硬化予防を期待できる「ゆず」の活用法/私がいつも食べている季節の保存食
ゆずねり(ゆずあん)

昔からゆずの産地として知られる大分県に伝わるお茶菓子の一つで、さまざまな作り方があります。甘くてとろ~りとしているので、ジャムのようにも使えます。
ゆずねり(ゆずあん)
・大さじ1あたり51kcal
・塩分0g
材料 (できあがり400g分)
ゆずの皮(白いワタ、じょうのうも付けて)…250g
※ゆずは二つに切って汁は搾る。
砂糖…250g
ゆずの搾り汁…50ml
(搾り汁が足りないときはレモン汁で補い50mlにする)
作り方

1 ゆずはへたと種を除き、じょうのうは付いたまま1個を十字に4等分に切る。

2 耐熱ボウルに1を入れ、ふんわりとラップをかけ、電子レンジ600Wで5分加熱する。

3 2をフードプロセッサーでフレーク状に刻み、砂糖と搾り汁を2回に分けて加え、その都度回してピューレ状にする。

4 耐熱ボウルに移し、ふんわりとラップをかけ、電子レンジで5分加熱する。
5 ラップを外してさらに電子レンジで5分加熱し、ゼリー状になるまで煮詰める。熱いうちに容器に詰める。
・常温で1年保存できる。開封後は冷蔵庫へ。

トーストやドーナツに塗ったり、ヨーグルトに加えたりジャムのように使えます。そのままお茶うけにしてもおいしいです。
しょうがゆず茶

さわやかなゆずの風味とピリッとしたしょうがの辛さを、砂糖の甘さが上手にまとめます。ゆずとしょうがのいいとこ取り。風邪予防にはとても効果があるので、冬にはお湯で割って。常備したいドリンクの素です。
しょうがゆず茶
・大さじ1あたり31kcal
・塩分0g
材料 (できあがり630g)
ゆず(2つに切って汁は搾る)…2個
しょうが…50g
砂糖…250g
作り方

1 ゆずはへたと種を除き、じょうのうは付いたまま1個を十字に4等分に切る。しょうがはよく洗って水けを拭き、皮付きのまま2~3mm幅に切る。

2 1をフードプロセッサーでフレーク状に刻み、砂糖を2回に分けて加え、その都度回してペースト状にする。

3 耐熱ボウルに移し、水200ml(分量外)を注ぐ。ふんわりとラップをかけ、電子レンジ600Wで7分加熱する。

4 取り出してよく混ぜ、ラップはかけずに電子レンジで4分加熱する。熱いうちに容器に詰める。
・常温で1年保存できる。開封後は冷蔵庫へ。

熱湯50mlと甘酒大さじ1、牛乳大さじ2、しょうがゆず茶大さじ1を混ぜてホットドリンクに。
ゆずポン酢

市販品では味わえない香り高い手作りゆずポン酢。ゆずの季節には少量ずつ作って消費するのが香りも良くておすすめ。鍋はもとより、おひたしや焼き魚にかければ減塩にもなります。
ゆずポン酢
・大さじ1あたり13kcal
・塩分0.7g
材料 (できあがり150ml分)
ゆずの搾り汁…大さじ2
みりん…大さじ2
しょうゆ…大さじ3
〈かつおだし〉
(A)水…大さじ4
(A)削りがつお…小1袋(約2.5g)
※〈かつおだし〉を作っておく。耐熱容器に(A)を入れてラップをかけずに電子レンジ600Wで30秒加熱する。取り出して茶こしでこす。大さじ3を使用する。
作り方

1 耐熱ボウルにかつおだし大さじ3とその他の材料を全て入れる。

2 ラップをかけず、電子レンジ600Wで30秒加熱する。取り出して瓶に入れ、冷めたらできあがり。
・冷蔵で1カ月保存できる。
ゆず酢(ゆずの搾り汁)

果実を搾ったもので、酢と同じように料理に使えます。冷蔵で3カ月、冷凍で1年保存できます。搾っておくと三杯酢やゆずポン酢にいつでも使えます。
ゆずポン酢で湯豆腐

・1人分102kcal
・塩分0.8g
材料 (2人分)
もめん豆腐…200g
長ねぎ…1本
昆布(5cm角)…1枚
ゆずポン酢…大さじ2
作り方
1 豆腐は十字に切り、長ねぎは1cm幅の斜め切りにする。
2 鍋に水400ml(分量外)と昆布を入れて煮立たせ、1を加えて火を通す。
3 器にゆずポン酢を入れ、つけていただく。
保湿や美白に! ゆずの種で作る化粧水

ゆずの種はペクチンやオレイン酸、リノール酸など肌にうれしい成分を含んでいて、天然の化粧水ができます。ゆずの産地では昔から手作りされてきました。
作り方
ゆずの種100g(乾燥なら10g)を日本酒300mlとともに清潔な乾いた瓶に入れる。ふたはしないで電子レンジ600Wで30秒加熱する。レンジ加熱すると早くぺクチンが酒に滲出する。ふたをして、常温で1週間おいたらできあがり。
※パッチテストを行ってから使用してください。
<第5回に続く>村上 祥子
料理研究家・管理栄養士。福岡県生まれ。2022年2月で満80歳を迎えた。公立大学法人福岡女子大学国際文理学部・食・健康学科客員教授。同大学内「村上祥子料理研究資料文庫」では50万点の資料が一般公開されている。著作は500冊以上。主な近刊に『祥子さん この知恵、いただきます。』『80歳、村上祥子さんの元気の秘訣は超かんたんレンチンごはんだった!』『 村上祥子さんの食べると生きる人生最高のレシピ』などがある。