夏休みの宿題をやらせる必要が無い、たった2つのワケ

暮らし

公開日:2018/8/1

『キラキラな宇宙法則をめちゃくちゃ日常生活に使ってみました』(岡田哲也/KADOKAWA)

 1カ月100万PVを誇る、大人気ブロガー・岡田哲也さんが書き下ろした『キラキラな宇宙法則をめちゃくちゃ日常生活に使ってみました』(KADOKAWA)を2年振りに刊行、2017年7月20日発売! その間には、子宮委員長はるさんと結婚、離婚を経験、現在は血のつながらない息子を元気いっぱいに育てている。そういった日常から生まれた数々のエピソードをもとに、宇宙法則を日常に取り入れながら、幸せな人生を送るコツを伝えている――。本書にまつわるサイドストーリーを、これから8回にわたってお伝えします。【6/8回】

 学生は夏休みの期間ですが、夏休みの苦い思い出と言えば?
 宿題です。
 今日は「うちの子は宿題をやろうとしないのよ」と困っている親御さんに向けて、希望を与える「夏休みの宿題をやさせる必要がない2つの理由」をお伝えします。

ワケ1:嫌いな勉強を無理やりさせて身につくものは、「嫌いな・苦手なことでも頑張れば認められる」だから

 人間は、良くも悪くも、その遺伝子によってどの分野の才能が伸びるのか?はほとんど決定されています。学生の頃を思い出してみてください。ガリ勉でもないのに好成績の人がいませんでしたか?
そう。
 才能がない人がどれだけ努力をしても、もともとその才能に恵まれた人には勝てないのです。これは精神論ではなくてデータとしてはっきり現れていることです。
 それなのに向いてない教科や嫌いな教科の宿題に対してエネルギーを注がせるというのは、子どもにとっても親御さんにとっても、まして先生にとっても無駄なのです。

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 それを無視して嫌いな教科の宿題をやり遂げたらご褒美を与えられたり、褒められたりすると、先述したように子どもの潜在意識には、「嫌いな・苦手なことでも頑張れば認められる」が入ります。
 そのプログラムを持ったまま、自分の好きなことや得意なことを置き去りにして就職先を選んでいったとしたら、好きだからこそ仕事に夢中になるのではなく、「人から認められるから、嫌なことでも頑張ろう。」というモチベーションで行動することになりかねないのです。

ワケ2:好きなことに夢中になる時間を奪ってしまうから

 時間は人間界では有限です。苦手なことを一生懸命学ぼうとするのには時間もエネルギーもかかります。だったらその分の時間やエネルギーを自分の好きなことに夢中になるために使わせた方が、効率が良いのです。
 記憶力がものをいうような教科は近い将来、なんの役にも立たなくなります。

 大切なのは子どもの頃に夢中になるものを見つけ、遊びの中で身体を使って、喜怒哀楽を味わって、人間としての完成を育むことなのです。
「うちの子はYouTubeばかり見て勉強もしない!」とお嘆きの方。
 あなたが子どもの頃にユーチューバーなんて職業が現れるなんて想像してましたか?

 何がどこに活かされるのかなんてわかりません。どれだけ社会が変化するかも誰にもわかりません。
 だったら子どもが今まさに夢中になっていることにとことん熱中させてみませんか?

文=岡田哲也

岡田哲也(おかだ てつや)
心身調律セラピスト。1978年茨城県生まれ、日本大学芸術学部卒業。 整体師、自己啓発業界のディレクター経験を得て2011年2月に心身調律セラピストとして独立。〝心、身体、魂〞の3つを統合する心身調律セッションを開始し、全国でセミナーを開催。2014年子宮委員長はると結婚後、全国各地で講演会を開催。2017年離婚。現在、血のつながらない息子を育てながら、常識の枠を超えた新しいパートナーシップと、血の繋がりにこだわらない「地球家族」の生き方を自らの日常生活を通して発信。著書に『で、ほんとはどうしたいの?』(ワニブックス)がある。DMMオンラインサロンで、岡田哲也の「で、ほんとはどうしたいの?」を運営中。
公式ブログ:https://ameblo.jp/iyashiya1848/